【医療情報】【新型コロナ】【オミクロン株】
最近激務続きで、なかなかポスプラを見れません泣
さて、今日は午後が休診なので、オミクロン株について興味があったのでいろいろ調べてみました。
ここではなるべく1次情報を元に述べることにします。
【オミクロン株について】
「ウィルスの特性を変化させた(可能性のある)変異」をもつものを変異株として独立した呼称が与えられます。
ギリシア文字でα(アルファ)から始まり、最強のΔ(デルタ)が4番目、ο(オミクロン)は15番目の変異株です。以前のコードはB.1.1. 529でしたが、変異が特性を変化させた可能性が高いとしてオミクロンの名前になりました。
οはΔの2倍の変異を持ち、SARS-cov2のパンデミックが始まって以来最も変化したバリアントであることから、感染性の増加、ワクチン効果の著しい低下の「可能性」があるため注意を要するとされます。
【欧州疾病予防管理センターからの情報】
European Centre for Disease Prevention and Control(ECDC)で、欧州の感染症の状況が毎日アップデートされています。概要と、昨日のデータのリンクを載せます。
☞ECDCによるオミクロン株の概要解説
https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/threat-assessment-brief-emergence-sars-cov-2-variant-b.1.1.529
要約は上記のとおりです。
感染の拡大を防ぐために注意しましょう、ワクチンの3回目接種をしましょう、など、これまでと同様の注意喚起が書き添えられています。
☞11月30日のOmicron variant of concern (VOC)のアップデートニュース
https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/epidemiological-update-omicron-data-30-november-2021
欧州連合および欧州経済領域(EU/EEA)の11カ国で計44件の感染が報告されています。
11月30日時点では、重症化した例は0で、死亡者数も0でした。
【南アフリカの状況】
統計上は、11月中に急速に感染が広がってきている様子はなく、死亡率の急激な上昇もありません。11月半ばくらいにもっとも人口の多いハウデン州というところで確認された約80人の感染者は全員オミクロン株であったことから、これまで感染力が非常に強くもっとも広がっていると思われたデルタ株に、オミクロン株が置き換わりってきている様子がうかがえます。
と同時に、おそらく感染力はデルタより強いことが推測されます。
日経新聞の特設サイトなどでも感染者数などは確認できると思いますが、南アの国立感染症研究所のサイトですべて閲覧することが出来ます。
The National Institute for Communicable Diseases(NICD)サイト
☞
https://www.nicd.ac.za/
☞
https://twitter.com/nicd_sa
☞南アのCOVID19データベース(かなりサイトが重いのか、開きにくかったです)
https://gis.nicd.ac.za/portal/apps/opsdashboard/index.html#/15eb33988f104b73867606c1248578ff
感染者数がのグラフの1次情報などが見れます。
感染力が強いが、感染者数が激増している様子もなく、また死亡率が上がってきている印象も今のところはありません。ちょっと増えている?くらいかなと思います。
これ以上はまだデータが出てからかな~と思いますが、今のところ超危険!!ではないけど、危険かもしれないので引き続き注意しましょうという印象ですね。
また新しい情報がでてきたら、情報をいずれアップデートしようと思います。
出来るだけ時間をつくって笑
過去のワガハイの投稿はこちら☞
☞新型コロナウィルスについて
https://postprime.com/wagahai/posts/208243
☞コロナワクチン一問一答①
https://postprime.com/wagahai/posts/215110
☞コロナワクチン一問一答②
https://postprime.com/wagahai/posts/237276
☞コロナウィルス第五波終息、その原因が判明!
https://postprime.com/wagahai/posts/328044
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