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【宝石の国④】 #投資 #ミャンマー #コモディティ 今回はサファイア、スピネルについての雑学です。

◼️希少な割に安価なサファイア
パスタん
2022年05月28日
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【宝石の国④】 #投資 #ミャンマー #コモディティ 今回はサファイア、スピネルについての雑学です。 ◼️希少な割に安価なサファイア 意外と知られていませんがルビーとサファイアは同じ鉱物です。酸化アルミニウムにクロムが混じればルビーになり鉄とチタンが混じればサファイアになります。両者は人気の点でも伯仲しておりダイヤモンド、エメラルドと並びサファイアとルビーは「世界の四大宝石」に数えられます。かつて世界最高峰と呼ばれたサファイアはインド北部のカシミール地方で産出されていました。ここで過去形を使うのは理由があります。何故ならカシミールでサファイアが採れたのは19世紀末の僅か20年間程の事で以降、全く採れなくなってしまったからです。現在カシミール産サファイアはオークションや大規模な展示会を除き日本国内で見る機会はほぼありません。因みに3カラット程の大粒なカシミール産サファイアなら、その価格が3000万円を下る事は先ずないでしょう。 カシミール産に続く高品質のサファイアはミャンマー産です。ミャンマー産サファイアの特徴は深い海の底を思わせる青でイギリス王室が好んで身に着けた事から「ロイヤルブルー」とも呼ばれています。ルビーで言うところの「ピジョンブラッド」に相当する言葉がサファイアの「ロイヤルブルー」なのですが価格を比べると圧倒的にルビーが上回ります(各々同グレードの石の価値でルビーはサファイアの3倍)。一方で産出される量を比べると逆で意外にもミャンマー現地で売りに出ている石の量はサファイアの方が少なくルビーを3とすればサファイアは1程度に過ぎないと言うのが面白いですね。 希少性が高い割にサファイアの価格が安い理由は先日述べた様に中国人をはじめとするアジア人にとってルビーの赤色が「縁起の良い色」と考えられ人気が集中しているからだと考えられます。但しサファイアの相場も近年は随分と値上がりした様でミャンマー産の非加熱サファイア(最高級品2カラット)の標準的な小売価格1000万円が10年前なら、この半額程で買えたそうです。ミャンマー以外でもサファイアは採れます。タイやスリランカ等アジア諸国に加えマダガスカルやナイジェリア等のアフリカでも採掘されていますが、いずれもミャンマー産に比べると品質が劣ります。市場価格を見てもミャンマー産が10とすればスリランカやマダガスカル産は3程度に過ぎません。そして投資と言う観点で考えるならルビーと同様に熱処理の有無も重要です。ルビーと同じくサファイアも1500度程度の高温で長時間加熱されると綺麗な色に発色します。国内の有名デパート等では加熱されたサファイアが売られていますがルビーと同じく加熱された石に資産性はありません。身に着けて楽しむだけなら兎も角、資産運用の対象としてお持ちになるなら加熱石は避けるべきでしょう。 ◼️狙い目は「スピネル」 2カラットのピジョンブラッドが3500万円、同サイズのロイヤルブルーが1000万円…この様な金額を聞いて諦めてしまう方でも「スピネル」なら手が届くかも知れません。最高級のスピネルは、やはりミャンマーをはじめアジアで採掘されますが例えば最高品質の2カラットのスピネルでも300万円前後で手に入れる事が可能です。 ただし良質なレッドスピネルを日本国内で見つけるのは難しいでしょう。スピネルは特にヨーロッパで人気が高く四大宝石にスピネルを加えて「五大宝石」とする見方もある程なのですが日本での知名度は高くありません。ネット販売でレッドスピネルを見かける事はありますが1カラット前後の小粒な石や色に雑味のある石ばかりで大粒かつ良質なスピネルを見る事は稀です。次回、知名度がイマイチながらポテンシャルのあるスピネルの雑学【宝石の国⑤】に続く👉️ □◼️宝石の国①◼️□ https://postprime.com/5doTqEYXFWkxY/posts/864727 □◼️宝石の国②◼️□ https://postprime.com/5doTqEYXFWkxY/posts/865422 □◼️宝石の国③◼️□ https://postprime.com/5doTqEYXFWkxY/posts/868374 #イラスト #宝石の国 #アンターク #シンシャ #キャラクターデザイン #NFT
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