【朝の健康雑談 Vol.15 漢方って?】
漢方ってよくわからない🤔、から、試してみたいへ😊
おはようございます😊
昨日は結局買い物なども行けて満足な一日でした♪
みなさんはどんな日曜の朝をお過ごしでしょうか☺️
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さて今日は薬の中でも少し変わった立ち位置にいる"漢方"についてお話をします✍️
【西洋医学】
一般的な医学=西洋医学では、”悪いものを取り除く”が基本的な考え方です。
がんは手術で取り除くか、抗がん剤などでなくすかを考えます。感染症であれば、原因の菌やウイルスに対して有効な薬を投与することを考えます。
ちなみに、西洋医学は歴史的にもこのように外科的な要素が強い学問です。この辺りはマニアックな話ですので明日プライムでお伝えします。
【漢方】
さて、漢方はこの西洋医学の”悪いものを取り除く”という考えと異なります。
漢方の考え方は、”体のバランスを整える”が原則です。体が冷えていたら温め、足りないのであえば補ってあげる…そんなイメージです。
あれ?なんか最近そんな話を聞いたような…そう思われた方、鋭いですね😀 先日"ホメオスタシス"についての話とも少し共通する点がありますね。下にリンクを貼っていますので、まだ読まれていない方は是非読んでみてください♪
漢方は「証をみる」といって、その人の現在困っている症状と、その人が今体力が落ちている状態なのか、熱がこもって火照っているような状態なのかなどを、「虚」「実」「寒」「熱」などで診ていきます(他にも気血水、五行などいろんな考えがあるのですが、ここでは省略します。もし興味のある方がいれば仰ってください♪)。
さて、その人の「証」が分かったら、その人を”もとのいい状態”に戻すための薬を考えます。例えば冷え性で虚弱そうな人には、温まって体力がつくような漢方薬を選ぶ、と言った感じです。西洋医学風に言えば、ホメオスタシスの乱れを元に戻す薬を選ぶ、と言った感じかと思います😊
【私の外来診療】
私は主に西洋医学を学んでおり、診療の9.9割は西洋医学を中心に行っています。そのため、まずは症状の原因を探し、それに対しての治療を考えることが基本です。
しかし、時として調べても原因が分からない、悪い病気はなさそうだけども、本人はとても困っている…そんな方たちへは漢方でのアプローチで、症状(証)の改善を目指すことがあります。
ここで、私の患者さんの一例をお伝えします。
長年頭痛で苦しみ続け、色んな一般内科・脳神経外科・神経内科・心療内科・頭痛外来をかかったけれども、原因もわからず症状もよくならず、仕事を辞めたという人を診たことがあります。頭痛のスペシャリストたちがみても原因が分からず、症状をとることもできなかったということで、私はご本人と相談し、漢方を始めることにしました。効果がみえ始めたのは1か月ほどしてからでした。まず部屋に入った時の表情が違ったのを今でも覚えています。頭痛がほとんどなくなって、頓服で元々出されていた抗不安薬も痛み止めも飲まずに過ごすことが出来た、と嬉しそうに言われました。それから数か月してから新たな職場についたということも聞きました。それと同時に少しずつ始めていた漢方薬も減らしていくことに成功しました。
こういう経験をしていると、内科をしていて本当によかったと思います♪
【よくある誤解】
医師も患者も、「原因がない」=「心のせい」と思われがちです。そして、「心のせい」だから我慢すべきと双方が思ってしまうことがよくあります😢
私は仮に「心のせい」だとしても、症状に現に苦しんでいるのであれば、医師はそれを軽減できるように何らかの手を打つべきだと考えます。それが本当に心からくるものであれば、精神科の薬を検討しますし、今回のように漢方薬を試してみることもあります。
話は逸れますが、医学だけでどうしようもできない問題を背景にお持ちの方が多くおられるのも事実です。その場合も、病院で可能なサポートはするべきと考えています🥸
今回は恐らくあまり馴染みのない漢方薬に、少しでも興味をもって抵抗をなくしてもらえればと思い書きました。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました♪
#漢方 #西洋医学 #歴史 #ホメオスタシス #内科医父さん
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