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一 遼(にのまえ りょう)
100年人生を劇的に好転させる”科学的知識”源
『食糧危機』という大嘘――数字で脅すエセ有識者の手口
最近、戦争を発端に食糧危機などというデマを流すエセ有識者がいます。彼らは高学歴を装い、データをもっともらしく並べるのが特徴です。そのことについて解説します。 彼らが主張する破滅的な食糧危機論は、極端な前提を線形に掛け合わせただけの机上の空論であり、現実の市場機能や農業科学、供給網の自己修復力を完全に無視しています。こうした論者は、数字の一部分を切り取って恐怖を煽りますが、物事の道理や社会システムの弾力性を全く理解していません。 まず大前提として、国連食糧農業機関(FAO)などの公的データが示す通り、地球上で現在生産されている穀物やカロリーの総量は、全人類80億人を養う水準を大幅に上回っています。現行の生産物のうち膨大な量が家畜用飼料やバイオ燃料に仕向けられ、さらには食品ロスとして消費されています。仮に何らかの供給制約が生じたとしても、飼料用から食用への転換や作付構造の調整といった巨大なバッファが存在するため、人類の生存に必要な絶対量が即座に消滅することはありません。 また、「中東からの肥料が途絶すれば収穫も同率で減る」という主張は、土壌科学に対する初歩的な無知を露呈しています。土壌には過去の施肥による養分の蓄積(リン酸やカリウムなど)があり、肥料の供給が一時的に滞ったからといって、収穫量が比例して激減することはありません。施肥効率の最適化や有機質肥料への代替、減肥栽培技術の適用により、投入量減少の影響は現場レベルで大幅に緩和されます。 さらに、国際サプライチェーンは一度滞れば停止したままになるような固定された配管ではありません。ある地域からの供給が滞れば、市場の価格シグナルによって北米や南米、豪州など他地域での代替生産や増産が即座に動き出します。世界経済を破綻させるような極端な海峡封鎖や供給途絶は、関係国自身の存立を脅かすため、軍事・外交・経済の力学によって早期に是正されるのが道理です。 数値の断片を都合よく繋ぎ合わせ、「スーパーの棚から食糧が消える」などと煽る言説は、危機を誇張した虚構にすぎません。極端な事態には必ず強力な修正力が働き、社会は適応します。表面的な数字の羅列に惑わされず、背後にある構造と実態を見極める必要があります。 【専門書を10冊読むより、AIの10秒。 知識ゼロから最短ルートで構築する「ブレない黄金ポートフォリオ」】 
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