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角砂糖
満身創痍の兼業トレーダー
さて、前投稿に引き続き、株式についてお伝えします。 前投稿のおさらいですが、債券市場もコモディティ市場も、 ”これから景気後退(株式下落)に陥り、堪え切れなくなったFRBは金融政策を転換(利下げ、量的緩和)するだろう” と考えているという内容でした。 ■株式 さて、こうやって紐解いてくると、米国株式市場の動きも同じようなものだという事が分かるかと思います。 (なるほど!じゃぁ株式も上がるね!🤑シンパイナシ) とは限らないというのが、この投稿の主旨です。 現在の状況で”FRBは金融政策を転換するから経済(株価)は上向く”と断言するのは危険です。 では、図として用意したグラフを見て下さい。 前述したとおり、 青線がS&P500 オレンジ線がマネーサプライのM2 です。 マネーサプライのM2について簡単に説明すると、通貨の供給量です。 M1もあるのですが、M2はより広範囲の供給量を対象としています。 大雑把に分かるのは、青線(S&P500)とオレンジ線(M2)は相関していて、更に物凄い上昇だという事です。 これは、株式市場が量的緩和によって上がり続けてきたという事です。 その逆ではありません。 だから、利上げと金融引き締めによって景気後退が起こるのではと言われているわけです。 因みに、このグラフに政策金利を重ねると、利上げによってもS&P500が下落する様子が見られるのですが、M2の方が影響力が強いです。ので、M2と比較しました。 さて、いよいよ謎のみどり線です。 この線は、コロナショックによる金融緩和が始まった時のS&P500の価格位置です。 ここで情報を整理しましょう。 ・FRBはインフレを抑えようとしています。 ・インフレの原因はコロナショックによる景気後退対策の給付金でした。 その様子は2020年に青線(S&P500)が下落した時に、オレンジ線(M2)が急上昇していて、その後から青線が急上昇しているのが分かると思います。 ・単純に考えると、インフレを抑えるにはインフレの要因を消し去ることが必要であり、それは給付した現金を量的引き締めによって回収するという事です。 そうなると、S&P500はみどり線のところまで下落しなければなりません。(←これ重要) みどり線が示している値は3,234(凡そです)ですので、現在から更に20%下落しなければなりません。 トレンドは行き過ぎてから転換することを考えると、30%下落しても不思議ではありません。 では、債券(国債)市場やコモディティ市場がそこまでの株価下落を織り込んでいるかというと、織り込んでいないと思います。 もっと早い段階でFRBは株価下落に悲鳴を上げ、堪え切れずに政策転換すると足元を見られています。(←これ重要) もしそうなったら、1970年代と同様にインフレを抑え込むことができず、インフレのピークを2度3度と繰り返すことになるでしょう。(←これまた重要) つまり、現時点で底を過ぎたとするのなら、下落が足りな過ぎるのです。 従って、 ①もしここから上がるなら二番天井を探りに行き、次の下落は3,234よりも酷い事になる ②もう少しして下げ始めるなら、凡そ3,000位を目がけて下げていく ③途中でFRBが政策転換したら上げ始めるが、その場合は①と同様となる といった事が考えられます。 私としては、1月の高値4,800からの40~50%落ちを目安にしていますが、そこまで我慢できずにFRBは政策転換すると思います。 そしてインフレ率の山は2度3度と押し寄せ、そのボラティリティは回を追うごとに大きさを増すでしょう。 (注:インフレ率の上下は必ずしも株価の上下を決定するものではありません。金融政策次第です) この辺は1970年代のインフレ率を参考にしてください。 以下の投稿でも説明しています。 https://postprime.com/2RHhvbodXA9H0/posts/401729801 因みに日経平均がどうなるかですが、単純に”アメリカ次第”だと思ってます。 確かに金融政策の違いはありますが、アメリカが40~50%下落しても無視して上がっていけるほどの力は日経にはありません。 直近がどうあれ今は下落トレンドで、上下動を繰り返しながらの下げが1~2年は続くだろうと見ています。 #米株式 #長丁場にお付き合い頂きありがとうございました🙇‍♂️ #国債も、コモディティも、株式も、トレンドにはメッセージがあります。 #市場が間違っていることも多々ありますけど、 #それも含めてメッセージです#知らんけど
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