個人の雑記 VPNは100%安全か?
最近「私はVPNを使ってるから、セキュリティは完璧」と聞くことがある
こういう意見を聞くと私は「あなたの使ってるVPNは何ですか、それの保証は誰がしてますか、無料VPNを使ってるならバックドアの可能性は無いのか」
と問いたいのだけど
なぜかと言うと最近VPNがバックドア化(不正に侵入する入口、裏口)しているからです
5月16日に発表された「2025年版 Zscaler ThreatLabz VPNリスク レポート」で
* 92%の組織がVPNの脆弱性に起因するランサムウェア攻撃を懸念
* 93%の組織が外部からのVPN接続がバックドアとして悪用されることを懸念
とされてます
以下は私がGeminiに
「VPNは安全か?」と質問した回答の抜粋です
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上を仮想的な専用回線のように利用することで、「VPNは常に安全」というわけではありません
VPNが提供する安全性
VPNは主に以下の方法で通信の安全性を高めます
* 通信の暗号化: 特に、公共のWi-Fiなどセキュリティが脆弱なネットワークを利用する際に、情報の盗聴リスクを抑えます
* IPアドレスの隠蔽: VPNサーバーを経由してオンラインでの匿名性が向上し、追跡されにくくなります。
* 認証: 接続元とVPNサーバーの間で認証が行われ、許可されたユーザーのみが接続できます。
VPNの限界とセキュリティリスク
* マルウェアやフィッシング詐欺からの保護は限定的:
* VPNは通信を暗号化しますが、デバイス自体に侵入するマルウェア(ウイルス、ランサムウェアなど)を検知・除去する機能はありません。
* フィッシング詐欺のように、人間を騙して情報を引き出す手口に対しては、VPNは直接的な防御になりません。
* VPNプロバイダーの信頼性:
* 無料のVPNサービスの中には、ユーザーの通信ログを記録・販売したり、広告を表示したりするものがあります。これではプライバシー保護の目的が損なわれる可能性があります。
* 信頼できないVPNプロバイダーを利用すると、かえって情報漏洩のリスクを高めることになります。
* 「ノーログポリシー(通信ログを記録しない)」を公言している信頼できる有料VPNサービスを選ぶことが重要です。
* VPNの脆弱性:
* VPNソフトウェアや機器自体に脆弱性が存在する場合があります。過去には、VPN機器の脆弱性を突かれて企業ネットワークへの不正侵入を許した事例も報告されています。
* 設定ミス:
* VPNの設定が不適切だと、IPアドレスが漏洩したり、通信が暗号化されない部分が生じたりする「DNSリーク」や「IPアドレスリーク」が発生する可能性があります。
* デフォルトパスワードを使い続けたり、不要なポートを開放したりすることもリスクを高めます。
* 通信品質と速度:
* VPNは通信を暗号化するため、通信速度が低下する場合があります。特に無料VPNでは速度が不安定になりがちです。
* インターネットVPNは、閉域網を利用するIP-VPNや広域イーサネットと比較して、通信品質が不安定になりがちです
安全なVPN利用のためのポイント
VPNを安全に利用するためには、以下の点に注意しましょう。
* 信頼できる有料VPNサービスを選ぶ: サービス提供元が明確で、セキュリティ対策がしっかりしている実績のあるサービスを選びましょう
* VPNの機能と制限を理解する: VPNが何を守り、何を保護しないのかを理解することが重要
* 無料VPNの利用は慎重に: 無料VPNは手軽ですが、セキュリティやプライバシーのリスクが高い傾向があります。利用する場合は、そのリスクを理解した上で慎重に判断しましょう。
結論として、VPNはオンラインでのセキュリティとプライバシーを強化する強力なツールですが、万能ではありません。その限界を理解し、適切なサービスを選び、他のセキュリティ対策と組み合わせることで、より安全なオンライン環境を構築することができます。
#VPN