個人の雑記 GoogleはFirefoxに多大な資金援助してる
ご存知の方は多いかと思いますが、
その方はとばして下さい。
appbankが「610億円を払って「Firefox」を延命するGoogleのズル賢さ」という、非常に興味をそそる
タイトルで記事を出しましたが、
最後の結論だけ見ればいいです。独禁法対策のためです。
違う所がありすぎなので。
現在主流なブラウザはGoogle Chromeですが、他にもAppleのSafariやMicrosoft Edge、そしてFirefoxなど、ブラウザは数多く存在します。
Firefoxは非営利団体で、広告を出したり、他のインターネットベースのサービスを提供したりはしていません。そのため、実質的には資金提供でまかなわれています。そして最大の提供者は実はGoogleなのです。昨年、Firefoxを開発しているMozillaは合計5億ドル(約680億円)の資金を集めましたが、そのうち4億5000万ドル(約610億円)はGoogleからのものでした。
前に私も使い分けてると、言いましたよね。
Firefoxはプライバシー保護に関する利点がある。
Googleがユーザーのデータを収集し、関連する広告を提供することによって、資金を稼いでいることは周知の事実。
一方、Firefoxは、ユーザーのブラウジング履歴を追跡しません。なぜなら、非営利団体だからです。
ただ、FirefoxでGoogleにアクセスすると、Googleは多くのデータを収集することができます。
しかし、FirefoxとDuckDuckGoのようなものを組み合わせて使えば、プライバシーをより保護することができる。
このようにFirefoxを使うメリットもあるのです。
またChromeより軽いという特徴が。
ただ、Chromeが今や70%以上のシェアを占有し、
席巻しています。それが問題なのです。
日本と違い、米国は市場の独占を嫌います。
競争が発展に必要だと。だから米国は絶えず進歩する。
「Logically Answered」は、GoogleがFirefoxをサポートする本当の理由はGoogleの「独占を守る」ためだと指摘しています。GoogleがFirefoxのシェアをコントロールしようがしまいが、Chromeのシェアは77%で既に独占状態です。しかし、Firefoxを排除した場合、独占の危機が訪れます。今、反トラスト(独占禁止法)規制当局から質問を受けたとき、GoogleはFirefoxでもっともらしい否認をすることができます。
GoogleはFirefoxが存在していれば、自分たちがいかにこのオープンソースプロジェクトを一人で支えているか、いかに競争を促しているかを語ることができる。
しかし、もしFirefoxが無くなると、この理論は成立しづらくなります。
まぁ、このことは、知ってる人には周知のことですが。
補足
この記事の中で、「Chromeは、画期的な何かをもって登場したわけではありません。基本的にはFirefoxをGoogleが少しアップグレードしただけのものです。」
とありますが、これは全く技術を分かってないのが、丸わかりで、訂正すべき記述です。
少し専門的になりますが
ChromeはWebKit派生で、WebKitはKHTML派生で、FirefoxのGeckoとは全く出自が違うから。
またGoogleはFirefoxだけでなく、OSS全般への支援に莫大な金使ってます。
つまり技術は独占するものでなく、広く皆が利用すべきという、Googleの考えからでしょうね。
まぁ独禁法対策ということもありますが。
そのあたりが、マイクロソフトやAppleと違うと
私は思ってます。
#Google