著名人も参加し、Post Primeも1ヶ月半で急速な発展してきました。マーケティングでいうと、ちょうどキャズム(溝)に差し掛かったところでしょうか? ここを乗り越えられるか?
キャズムとは、新しいサービスを拡大させるために超えなければならない溝のことです。ユーザーの獲得には5つのステップがあるといわれますが、そのうち最初の2つ(イノベーターとアーリーアダプター)を乗り越えたあとにくる深い溝がキャズムです。ここを乗り越えることができれば、メジャーSNSに向けて走り出すことになります(=新規登録者の飛躍的な拡大)。
Post Primeで例えると、イノベーターはβ版からのクリエーター、アーリーアダプターは正式リリース後のクリエイターかな?
キャズムを超えるためには、まだ登録していないユーザー(アーリーマジョリティ)に強くアピールしたり、使いやすさを追求することが一般的ですが、Post Primeの場合、私が考えるアプローチ法は次の通り(長文でごめんなさい)。
他にも良い方法があれば、ぜひコメントで教えてください。
★まずは達成すべきゴールの確認★
更なる登録者の拡大が必要ですが、次のステップの人たちは「サービスを楽しむ」ことよりも「サービスが自分の課題を解決してくれるかどうか」を重視する人たちです。この人たちに、どうやったら届くかアプローチの方法を考えていきます。
★アプローチの方法(案)★
● 先ずはノンアクティブ・ユーザーをアクティベートする
・新たな登録者の獲得の前に先ずは地盤固め。登録者29万人とはいうものの、私が見る限りアクティブに活動されているのは数万人程度かと思います。検索機能で「田中」「SUZUKI」などヒットしそうなキーワードを入力してみると、インタレスト、エンゲージ共にゼロのユーザーが意外と多いことに気づきます。興味があって登録はしてみたけど、1〜2回試して終わり、というユーザー群です。登録までこぎつけたこの貴重なユーザーを、先ずは起動させることが必要で、そのための手法が次です。
● クリエーターを育成・リクルートする
・著名なクリエーターを現在リクルートされていますが、とても有効な手法だと思います。ただ注意点もあります。著名な方は確立した自身のプラットフォーム(P/F)が既にあり、そこに固定ファンもいます。それゆえ、活動の拠点はあくまでYouTubeなどの既存P/F、Post Primeはそこへの入り口にすぎない場合があります(収益化の観点からしても自然なことです)。
・YouTube収益は10万回再生で5万円ほどですので、毎日10万回再生で30日=150万円/月。著名クリエーターがこれと同等の収益をPost Primeで得られれば、Post Primeをメインにしてもらえる可能性があります。
・初期は運営側がインセティブで支援する仕組みがあってもいいでしょう(マーケティング費用としての割り切り)。ちなみにYouTube単価は下落傾向で、かつ再生数に依存するため収益も安定しません。このことを考えるとPost Primeに優位性があります(1500円/月 x 1000人=150万円が目安?)。
・また古くからのクリエーターは損得抜きで協力してくれる貴重な存在です。この層には投稿ツール支援やセミナー提供など、次に紹介するアンバサダー化に向けた手厚いサポートが有効かと思います。
● クリエーターの層を1つ追加し、そこに投資関連を集中させる。
・上記の著名なクリエーターを「リードクリエイター」として一般クリエイターと階層を分け、リード用の特集のページやリードクリエイターが作成するPost Prime限定のコンテンツページを追加します(インセンティブ支援の見返りとして)。
・今までYouTubeで見ていた内容が、Post Primeで十分足りる、もしくはYouTubeよりも内容が深い、早い、Post Primeでしか見られない、となれば新たな登録者獲得にはとても有効です。
・その一方で、Post Primeに貢献度が高い一般クリエーターをコミュニティ化することも有効です。ここでは投稿ツールの支援、オフサイトの開催、コミュニティページの設置など、Post Primeの伝道師アンバサダーとしてクリエーターたちを組織化していきます。ここでのコンテンツは投資に限定せず幅広く募り、多様なコンテンツを積極的に発信してもらうようにします。
拙い意見ですが、みなさんのお考えもぜひコメントで教えてください。運営チームが次の戦略を考える際に幾ばくかの参考になれば幸いです。