【株主優待廃止リスク】
ここ最近でオリックス、JT、ひろぎんホールディングスがカタログ優待の廃止を発表し話題となりましたが、株主優待廃止の流れは確実に来ているように感じます。
・最近の優待廃止銘柄の一部(気が付いたものだけ・・)
マルハニチロ(1333)自社商品、柿安本店(2294)割引券、ラサ商事(3023)QUOカード、タカラレーベン不動産投資法人(3492)買物割引券、シダックス(4837)優待割引券、東プレ(5975)QUOカード・・・
私のPFには、残念ながら優待につられて買ってしまい、優待が廃止になったものが数銘柄ありますが、今後は長期投資では同じ失敗をしないように、出来るだけ優待のない高配当銘柄を選択するように方針を変えました。
今後優待をキーにした銘柄検索はもうしないかなという感じです。検討した結果、その銘柄に優待があった場合はむしろリスク要因としてとらえることになりそう。
投資の知見がある方は優待廃止のリスクは承知の上だったのでしょうが、私はこのような廃止の大きな流れを目の当たりにして、やっと実感を持ってリスクに気が付きました。
当たり前のことですが今優待のない銘柄には廃止にリスクは無く、優待ある銘柄にのみ廃止のリスクが付きまといます。そして、そのリスクは、今確実に高まってきているように思います。
今株主優待がある銘柄の株価には、将来廃止されるサービスが含まれていると考えるとむしろ割高感がありますし、もし将来優待を廃止した場合、その費用がそのまま配当に乗るとは考えにくいので、明らかに購入時に期待した利回りを下回るはずです。
株主優待廃止は改悪などと騒がれますが、個人的にはこの流れは正しいと思います。
自社商品であろうが、自社サービスであろうが、長期保有条件が付いていようが、本来配当を支払う以外の還元は不要なもので、やっと間違った対応を正し、投資の正しい形に向かう流れができたのではないでしょうか。
「優待があるから株価や配当が下がっても保持する」という歪な判断をしなくてもよくなりますので、判断材料のスリム化という意味でもこれは個人投資家にとっても良い事かなと思います。
#株主優待 #株主優待廃止 #長期投資
https://news.yahoo.co.jp/articles/7858764af112a4e47723c37294291d87e8a3a3c3