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ウラケン不動産
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日銀は自分の判断で利上げするわけではありません
▼この内容を音声で楽しみたい方はこちら https://voicy.jp/channel/1538/8213320 明日から日銀の会合です。 金利がまた上がります。 政策金利は、日銀が日本の景気を見て、自分で考えて決めている。 多くの方はそう思っているはずです。 僕も、正直そう思っていました。 ところが今回の利上げを追いかけているうちに、「どうもそうではないな」と思うようになりました。 今日はその話をします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日銀は「ひとりで決めていい」わけではありません ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ あまり知られていないかもしれませんが、日本銀行法という法律には、おもしろい書き方がしてあります。 まず「日銀が金利を決めるときの自主性は尊重されなければならない」。 政府が口を出してはいけない、ということですね。 ところがその次の条文に、こう書いてあるんです。 「政府とは、いつも連絡を密にして、よく話し合いなさい」。 ひとりで決めていい。でも、ひとりで決めるなよ。 矛盾しているように見えますが、これが日銀という組織の立ち位置なんですね。 で、今回です。 その「話し合い」の相手が、日本政府ではありませんでした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会った中身を発表したのは、日本ではなくアメリカでした ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 8月の終わり、アメリカで開かれた国際会議に合わせて、ベッセント米財務長官と日銀の植田総裁が会談しました。 その中身が世に出たのは9月1日です。 発表したのは、日本ではなくアメリカのほうでした。 そこにはこう書いてあります。 「円が安すぎる。日本が思い切った手を打つことを、我々は強く支持する」。 同じ日、ベッセント長官は記者会見でも「日本に、お金をじゃぶじゃぶ出す政策はやめるべきだと伝えた」と話しています。 外交の場で、よその国の中央銀行に注文を付けること自体は、そこまで珍しくありません。 ところが、その中身を自分から世界に向けて発表するとなると、話は別です。 言ったことより、言ったと発表したことのほうが重いんですね。 日本側からは、何も出ていません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「今や私が胴元だ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ そして9月8日、アメリカ国内のイベントで、ベッセント長官はこう言いました。 「私は、市場に流れていない情報を持っている。今や私が胴元だ」。 胴元というのは、賭け事の元締めのことです。 どっちが勝つかを、いちばん先に知っている人、と言い換えてもいいと思います。 アメリカの財務大臣が、日本の円と金利について「胴元は自分だ」と言っているわけです。 これ、言われた側の国の人間としては、なかなか複雑な気持ちになりますよね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ なぜアメリカが、日本の金利を気にするのか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ずいぶんなおせっかいに見えますが、理由ははっきりしています。 要するに、アメリカ自身が困るからなんですね。 アメリカは世界一の借金大国です。 国の借金は、この8月に40兆ドルを超えました。 円に直すと、だいたい6,000兆円。 利息を払うだけで年に150兆円近くかかっている計算になります。 日本の1年分の国家予算より大きいわけです。 この状態でいちばん困るのは、金利が上がることです。 借金が多い人ほど、金利が1%上がったときの痛みは大きい。 ここは大家さんなら、体でわかる話だと思います。 では、日本の金利とどう関係するのか。 ここだけ少しややこしいので、たとえ話にします。 日本で年1%でお金を借りて、そのお金でアメリカの国債を買うと、年5%もらえる。 何もしなくても、差し引き4%が手元に残る。 実際、いまの日本の短期の金利は1.0%、アメリカの10年国債は4.9%台ですから、ほぼこのままなんです。 うまい話ですよね。 だから世界中の投資家が、何年もこれをやってきました。 問題は、これをやめるときです。 やめるということは、買っていたアメリカ国債を売るということです。 世界中の人が一斉に売れば、アメリカの金利は跳ね上がります。 そうなると、アメリカの利息の支払いはもっと増えてしまう。 だからアメリカは、こう考えるわけです。 「日本の金利が安すぎるのが、そもそもの元凶だ。もう少し上げてくれ」と。 円安が困るという単純な話ではない、と僕は見ています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人に言われて始めたことは、自分ではやめられません ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さて、ここからが今日いちばん言いたいところです。 自分で「やせよう」と決めて始めたダイエットなら、つらくなったときに自分でやめられます。 ところが、人から「やせなさい」と言われて始めたダイエットは、つらくなってもやめられない。 「まだ足りません」と言われ続けるからです。 今回の利上げは、これとまったく同じ形をしています。 もちろん、日銀が「外から言われたので上げます」と口にすることは、この先も絶対にありません。 言えるはずがない。 だから僕らは、言葉ではなく形のほうを見るしかないんですね。 そして形で見ると、こうなります。 自分の判断で上げた金利なら、景気が悪くなったときに自分で止められる。 ところが外から求められて上げた金利は、止める理由を自分で作れない。 ここがいちばん怖いところだと僕は考えています。 もちろん、外圧だけで動いているわけではありません。 原油はまた100ドルを超えましたし、企業どうしがモノを売り買いするときの値段は、前の年より7.6%も上がっています。 物価が上がりすぎるリスクは、国内にきちんとあるわけです。 日銀には、日本の事情だけで説明できる理由がちゃんとある。 ただ、理由があることと、自分のペースで動けることは、別の話なんですね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「半年に1回」が、明日から「3か月に1回」になります ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回いちばん大事な変化は、実は金利の高さではありません。 速さのほうです。 日銀は2024年3月にマイナス金利をやめてから、だいたい半年に1回のペースで金利を上げてきました。 ところが今回は、6月に上げたばかりでまた上げる。 3か月です。 この2年間で、いちばん短い間隔になります。 しかも市場は、その次を12月、そのまた次を来年の3月ごろと見ています。 ▼続きはこちらでお読みいただけます https://www.urataken.com/blog/1628 ▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら https://www.urataken.com/salon.html ▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます https://line.me/R/ti/p/@890pjhmk
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