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僕は出張で国内外のホテルをよく利用しますが、最近気になることがあります。
海外ではあまり見かけないのに、日本のホテルでたまに遭遇するのが、「地球環境保全のため、2泊以上のお客様は清掃なし・タオル交換のみにご協力ください」というようなシステムです。
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清掃スキップには2つのパターンがある
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僕が経験した清掃スキップへの協力要請には、2つのパターンがあります。
一つは、ドアノブに「清掃」か「タオル交換のみ」かをカードで選べるタイプ。
これは客に選択権があるので、まだ納得できます。
もう一つは、チェックインのときに「当社は環境保全に取り組んでおり、2泊以上のお客様にはタオル交換のみのご協力をお願いしております。よろしいでしょうか」と聞かれるタイプです。
半ば案内のような、半ば同意を取り付けるような形なんですね。
中には「掃除はしません、タオル交換だけです」と、ほぼ強制のように伝えてくるところもあります。
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断りにくい空気がある
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まあ「掃除をしてください」と言えば、してくれるのでしょう。
でも、そんな風に言うと、自分が環境保全に非協力的な客だと思われるのではないか。
という空気を感じてしまい、なんとなく了承してしまうことがほとんどです。
先日の青森出張もそうでした。
3泊しましたが、さすがに2泊もすれば1回は掃除をしてもらいたいというのが本音です。
それでも、チェックインの流れの中で断りづらく、結局「はい」と答えてしまいました。
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それ、本当に環境保全ですか?
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でも冷静に考えると、これは環境保全ではなく、結局は人件費の問題ではないでしょうか。
清掃スタッフの負担を1部屋分減らせるという、単なるコスト削減としか思えません。
しかも、今回のケースでは、掃除をキャンセルしたからといって宿泊料金は変わりませんでした。
ホテル側はコストを削減できているのに、客が受け取るものは何もない。
これはおかしいと思います。
だったら1泊500円でも1,000円でもいいので、宿泊費から還元するべきではないでしょうか。
あるいは、お土産バウチャーのような形でもいいですよね。
環境保全に協力しているのは宿泊者本人であって、ホテルではないのですから。
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アメニティの「選択制」はいい取り組み
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一方で、アメニティを「必要なものだけ持っていってください」という形にしているホテルがありますが、これは個人的にいいシステムだと思っています。
アメニティを備え付けにしてしまうと、使わなくても全部廃棄して新品を置き直さなければならないですしね。
これは本当に廃棄物削減、つまり環境保護につながっている取り組みです。
同じ「環境保全」でも、実態が伴っているものと、コスト削減の言い訳になっているものは、はっきり分かれます。
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名目だけを掲げると客は離れる
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おせっかいかもしれませんが、地球環境保護という名目の協力要請は、気をつけたほうがいいと思います。
実態が伴わないまま名目だけを掲げると、単なるコストダウンにしか聞こえませんし、顧客の満足度を下げてしまう行為になりかねません。
ビジネスホテルでも5つ星ホテルでも、チェックインの瞬間は客のテンションが少し上がっているものです。
そこで見え見えの環境保全アピールをして、客のテンションを下げるようなことは、しないほうがいいでしょう。
少なくとも僕は、そんなホテルに次回も泊まりたいとは思いません。
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これは賃貸経営にも通じる話
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これ、僕らの賃貸経営にも通じる話だと思っています。
コストを削ること自体は悪いことではありません。
ただ、それを別の名目でお願いすると、入居者さんはちゃんと見抜くんですよ。
ぜひ一度、ご自身の物件のサービスを入居者側の目で眺めてみてください。
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