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こんにちは!YouTuber ウラケン不動産です。
今日は、「為替介入は焼け石に水」というテーマでお話ししたいと思います。
GW中に、また為替市場が大きく動きました。
ドル円が一時160円台まで円安に進んだあと、突然155円台まで円高に振れました。
市場では、政府・日銀が円買いドル売りの為替介入を行なったのではないか、と見られています。
日本が祝日で、商いが薄くなるタイミングを狙って、海外の投機筋が円売りを仕掛けてくる。
そこへ政府・日銀がドル売りをぶつけた。
そんな構図だったのだと思います。
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長期的に見れば焼け石に水
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おそらく政府としては、1ドル160円あたりを一つの防衛ラインと見ているのでしょう。
160円を超えて円安が加速すると、ガソリン、電気代、食品価格などがさらに上がり、国民生活への不満が一気に高まります。
だから、一度ここで止めに入った。
ただ、円高になったからといって、安心するのは早いです。
僕は、今回の為替介入は、長期的に見れば焼け石に水だと思っています。
なぜなら、為替介入というのは、ドーピングみたいなものだからです。
薬を打てば、一時的には元気になります。
でも、体質そのものが変わっていなければ、薬が切れた瞬間にまた元に戻ります。
為替も同じです。
今回、政府・日銀は5兆円規模のドル売り円買い介入をしたと見られています。
5兆円と聞くと、とんでもない金額に思えます。
でも、日本が持っている米国債などの外貨準備は約160兆円規模です。
その一部を取り崩して、円を買い支えたということです。
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円買いドル売り介入には限りがある
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ここで大事なのは、円売り介入と円買い介入はまったく違うということです。
円売り介入なら、極端に言えば円を刷ればできます。
でも、円買いドル売り介入は、持っているドルを売るしかありません。
つまり、弾には限りがあるわけです。
しかも、為替市場は世界中の投資家が参加する巨大マーケットです。
5兆円を投じれば、一瞬は相場を動かせるでしょう。
しかし、そもそもの構造が変わっていなければ、投資家から見れば「お、安くドルを買えるチャンスが来た」という話で終わってしまいます。
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円安が止まらない一番の原因は日米の金利差
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では、なぜ円安が止まらないのか。
一番大きいのは、やはり日米の金利差です。
アメリカはインフレを抑えるために、簡単には利下げできません。
一方、日本は急激な利上げができません。
なぜなら、日本が利上げをすれば、住宅ローンを抱えている人、借入の多い企業、不動産投資家、そして国債の利払いまで、色々なところに影響が出るからです。
つまり、
ドルを持っていれば高い金利がつくが、円を持っていてもほとんど金利がつかない。
この状況が続く限り、世界のマネーは円よりドルを選びます。
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日米の金利差が簡単には縮まらない理由
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もちろん、アメリカが大幅に利下げをして、日本がどんどん利上げをすれば、円高に戻る可能性はあります。
でも、アメリカが利下げをすれば、インフレが再燃する可能性があります。
逆に日本が急激に利上げをすれば、景気が冷え込む可能性が高い。
だから、日米の金利差はそう簡単には縮まらない。
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今の円安は金利差だけが原因ではない
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さらに問題なのは、今の円安は金利差だけの話ではないということです。
日本はエネルギーを海外から大量に輸入しています。
原油、LNG、石炭、こういったものはドル決済なので、円を売ってドルを買わなければいけません。
貿易赤字が続けば、それだけ円売り圧力がかかります。
加えて、最近はデジタル赤字も大きいです。
クラウド、広告、ソフトウェア、動画配信、スマホアプリ。
日本企業も個人も、海外のデジタルサービスに多額のお金を払っています。
これも広い意味では、円が海外に流出しているということです。
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この円安は一時的なものではない
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昔の日本は、車や家電を輸出して外貨を稼ぐ国でした。
でも今は、エネルギーもデジタルサービスも海外に依存しています。
そうなると、円を買う力より円を売る力の方が強くなりやすい。
だから、為替介入によって一時的に155円になっても、根本的な構造が変わらなければ、また157円、158円、160円へ戻っていく可能性が高いと思います。
円安は一時的なものではありません。
日本の国力、金利差、貿易構造、デジタル競争力の弱さが、為替に反映されているだけです。
つまり、国が円の価値を守ってくれると期待しすぎてはいけないということです。
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大事なのは、円安でも困らないポートフォリオを作ること
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これから大事なのは、円安を嘆くことではなく、円安になっても困らない資産背景を作ることです。
円だけで資産を持っている人は、世界基準で見ると、日に日に購買力が落ちています。
日本国内では同じ100万円でも、海外旅行に行けば明らかに貧しくなっている。
輸入品を買えば高く感じる。
これは円の価値が下がっているからです。
だからこそ、外貨建て資産を持つことが重要です。
米国株、海外ETF、外貨預金、外貨収入を生むビジネス。
やり方はいろいろありますが、少なくとも資産の一部を外貨に分散しておくことは、これからの時代には必須だと思います。
為替介入で一時的に円高に振れた時、「円高になってよかった」と安心するのではなく、「外貨を仕込むチャンスが来た」と考えるべきです。
円安は、政府が止めてくれるものではありません。
自分の資産は、自分で守るしかありません。
為替介入は焼け石に水。
そう考えるなら、円安に文句を言うより、円安でも困らない自分のポートフォリオを作ることの方が、よほど現実的な対策なのです。
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