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ウラケン不動産
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なぜ急に円高になった?これで利上げも終わるのか?
▼この内容を音声で楽しみたい方はこちら https://voicy.jp/channel/1538/8197791 為替が急速に円高に動いてきました。 ここまで155円という壁がありましたが、今週はその壁を一気に超えました。 一体何が起きたのでしょうか? 4月から5月にかけて、そして7月末と、政府・日銀は何度も円買い介入をしています。 7月30日の1回は、Bloombergの推計で約8兆4,500億円。 事実であれば、単日の介入としては過去最大です。 それだけの実弾を撃っても、155円という壁は抜けませんでした。 2026年の2回の円買い介入をあわせると、総額27兆円超にのぼります。 これも過去最高の規模ですね。 その壁が、今週に入ってあっさり抜けたんです。 介入は一度もしていません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まず、何が起きているか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 何が起きているのか、まず数字を並べて検証してみましょう。 9月7日の夕方は1ドル155円50銭台でした。 ところが翌8日、円は一時152円台後半まで上昇します。 2026年2月以来、およそ半年ぶりの円高です。 1週間前の9月2日は160円ちょうどでしたから、1週間で7円超動いた計算になります。 9日も一時152円93銭まで買われました。 10日は米国の生産者物価が強かったこともあって154円台まで押し戻されていますが、それでも155円の内側にとどまっています。 7月23日の年初来高値163円99銭から見れば、11円以上の円高です。 市場では「2022年や2024年に円が20円超急伸した局面と似ている」という声も出ていて、150円突破もありうるという見方まで出てきました。 僕がこれを見て思ったのは、ひとつです。 8兆円で動かなかったものが、どうして1円も使わずに動いたのか、です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 動かしたのは実弾ではなく、金利の見通しでした ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ その答えは、日銀が利上げするという予想だと思います。 きっかけは3つ重なりました。 ひとつは、9月1日に米財務省が公表したベッセント長官の発言です。 「日本にリフレ政策をやめるべきだと伝えた」というものですね。 2つ目は8日に出た経済指標で、7月の実質賃金が前年比+2.4%と7か月連続のプラス、4〜6月期のGDP改定値が年率+1.4%に上方修正されました。 日銀が利上げする理由が、そろってしまったわけです。 そして3つ目は、積み上がっていた円売りのポジションが、一斉に巻き戻されたことです。 三菱UFJ信託の担当者は「ヘッジファンドだけでなく、中長期の取引主体も円売り持ち高を解消しはじめた」と話しています。 投機筋だけの動きではなくなった、ということですね。 僕は以前、「為替介入は焼石に水」という記事を書きました。 あのときから、見方はいまでも変わっていません。 介入は時間を買う手段であって、方向を変える手段ではないんです。 今回はっきりしたのは、その先です。 方向を変えたのは、金利のほうだったということです。 8兆円の実弾では1か月しかもたなかったものが、金利の見通しが変わっただけで1週間で7円動きました。 相場というのは、そういうふうにできているのだと改めて思い知りました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここを間違えないでください ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さて、ここからが今日の本題です。 円高のニュースを見て、「円安が止まったなら、金利上昇も止まるのではないか」と思った方がいるのではないでしょうか。 実はそれ、逆です。 今回の円高は、利上げが来るという予想そのものが作っています。 だから円高が進んだという事実は、利上げが止まる証拠ではなくて、利上げが近いという証拠ということです。 ここを取り違えると、判断を丸ごと間違えてしまいます。 実際、日銀の決定会合は9月17日と18日。 市場は0.25%の利上げをほぼ織り込んでいます。 しかも10日には、日銀の増一行審議委員が福井市の講演で「引き続き経済・物価・金融情勢に応じて政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整して行くことになる」「イラン情勢を受けて世界中がインフレ懸念の利上げモードだ」と話しました。 会合のちょうど1週間前にここまで言うわけですから、もう答え合わせのようなものですよね。 そして今回は「一度上げて終わり」という話でもありません。 日経が日銀ウオッチャー30人に聞いた調査では、利上げの到達点は1.75%という予想が最多で67%でした。 前回調査の1.50%から切り上がっています。 次の利上げ時期も「2027年1月」という見方が6割です。 円が戻ったからといって、緩む話ではまったくないんですね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、大家にはどう効いてくるのか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ では、この円高の動きは僕ら大家にどう効いてくるのでしょうか? 3つに分けて考えてみます。 ■①固定金利はいったん一服すると思います 長期金利は9日に一時2.865%まで下がりました。 8月26日以来の低い水準です。 9月上旬に30年ぶりの3%台を付けたばかりですから、ずいぶん戻したことになりますね。 これは円高と、積極財政が修正されるという思惑が重なったためです。 ただ、これを「金利は下がりはじめた」と読むのは早いと思います。 三井住友トラスト・アセットマネジメントは「積極財政への不安が改善したわけではない。長期金利は再び3%を目指す可能性が高い」と見ています。 しかも9月15日には税制改正大綱の閣議決定が控えていますから、財政の話は、まだ何も終わっていません。 ■②変動金利は円高では助かりません 変動は短期プライムレートに連動します。 動かすのは為替ではなく日銀です。 9月18日に利上げが決まれば、実際に返済額に効いてくるのは10月から2027年1月にかけてでしょう。 円が152円になろうが150円になろうが、このスケジュールは変わらないはずです。 ■③資材が安くなるのは気持ち程度です 円高が輸入コストを下げる方向に効くのは間違いありません。 ここは素直に歓迎していいところです。 ただ、中身を見ると話はそう単純ではないんですね。 日銀の企業物価指数によると、7月の輸入物価は円ベースで前年比+29.1%、契約通貨ベースで+17.7%でした。 契約通貨ベースというのは、為替の影響を除いた数字です。 ▼続きはこちら https://www.urataken.com/blog/1626 ▼ウラケンに質問できるオンラインサロンはこちら https://www.urataken.com/salon.html ▼LINE登録すると最新情報をいち早くゲットできます https://line.me/R/ti/p/@890pjhmk
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