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【下水検査で感染監視!】  一般の方にも知れ渡り認知度を上げた「PCR検査」。Polymerase chain reactionの略で、遺伝子検査の手法の一つである。コロナ禍以前にも一部のウイルス・細菌などの検査に使用され普及が進んでいたが、医師の裁量で必要な場合にのみ実施する検査であった。それが国内でも各地に無料PCR検査場が設けられ、都内では案内のプラカードを持つ人が街路に立つようになった。お隣の中国では宝くじ売り場のようなブースで頻繁に実施され、ゼロコロナ政策の終結した現在は街路に残されたブースが小売店として再利用されているという。  極微量の遺伝子でも存在すれば増幅して検出することができる感度の高さが特徴のPCR検査はそれ故に、回復して感染性を失っても長期間陽性となるなどの臨床的問題も生じた。しかし、その能力を利用して社会全体の流行状況をとらえる応用が広がっている。対象は下水である。東北大学、北海道大学、山梨大学は早期から下水中の新型コロナウイルス量の測定と水系居住者の感染者数の推測数を公表して良好な相関関係があることを報告していた。米国の疾病対策センター(CDC)は、下水検査拠点を全米900カ所に設置し感染状況を分析する「感染アウトブレイク分析・予測センター」なる新組織を設けたという。天気予報サービスのような情報提供を目指す試みである。  重症化の頻度が低下し、個人の意思で進んで検査しようという人は減ってくることが見込まれる。自治体の無料の検査も縮小方向に向かい、有料化となれば全体の検査数は減り、感染状況の把握は難しくなる。その際に地域の流行をとらえる仕組みの必要性が高まる。神奈川県は今冬から季節性インフルエンザでも下水中ウイルス量の測定結果の公表を始めている。マスクも緩和され、検査も頻度が低下することが見込まれる今後、このようなマクロの視点での感染状況を把握する手法の発展に期待したい。   #新型コロナ #PCR検査 #CDC (定期的に寄稿している原稿の要約・改変版です。) 画像は美しい夕陽のソフトランディング. 金融引き締めの環境下、市場も美しい風景の中でソフトランディングできることを期待したいものです!
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