恥ずかしいとAI、怒ると人間が好きになる！？ ・失敗して恥ずかしい 先日、私はプレゼン中にスライドがうまく切り替わらず、焦りました。会場の視線が集まり、顔が赤くなるのを覚えています。 恥ずかしくて、穴があったら入りたいと思いました。 人は恥ずかしい時、他人と会いたくなりません。反対に、怒っている時は他人と会いたくなるのです。 ・感情と好みの関係 アメリカのカンザス大学の研究者は、100人の参加者を対象に、感情と好みの関係を調べる実験を行いました。 1. 参加者に動画を見せ、「恥ずかしさ」や「怒り」 を感じる状況を作る(エッチな動画もしくは家庭内暴力の動画を視聴) 2. その後、AIチャットボットまたは人間の研究者と会話してもらう 3. 視線追跡技術（アイトラッキング）を使い、どちらをより好んでいるのかを分析(目は口ほどにものを言うため) 結果は、恥ずかしいときはAI、怒っているときは人間を好むことが判明しました。 ・なぜ恥ずかしいとAI？怒ると人間？ ① 恥ずかしいとき → AIを好む 恥ずかしいと感じると、「人に知られたくない」という心理が働きます。そのため、感情を悟られない無機質なAIに安心感を覚えます。 ② 怒っているとき → 人間を好む 怒りを感じたとき、多くの人は誰かに話を聞いてほしくなります。 AIよりも人間の方が、共感や反応が期待できるため、怒りを感じると他人を求めます。 ・感情とうまく付き合うことが大切 私たちは、日々さまざまな感情に振り回されながら生きています。 恥ずかしさで誰とも話したくなくなることもあれば、怒りで誰かに気持ちをぶつけたくなることもあるでしょう。 でも、その時々の感情を理解し、適切に対応できれば、人間関係もスムーズになります。 感情と上手に付き合っていきたいですね。 #研究結果 #論文 #感情 #心理学 #AI #人工知能 #コントロール #好み #好き嫌い #生活改善 参考文献 Consumers’ Emotional Responses to AI-Generated Versus Human-Generated Content: The Role of Perceived Agency, Affect and Gaze in Health Marketing https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10447318.2025.2454954