「最近、お腹のまわりが気になるなぁ。よし、明日からランニングを始めよう!」
そう心に誓っても、実際にはランニングをしない。
テレビやSNSで「健康のために運動しよう!」という声を毎日のように耳にします。
運動は健康にいいですし、病気の予防にも効果的です。これだけ声高に運動の重要性が叫ばれているのなら、さぞかし運動している人も増えていることでしょう。
……と思いきや、とんでもない衝撃の事実が明らかになりました。
今回は世界の運動事情のをお伝えします。
・過去20年間、運動不足は解消されていない
研究チームは、過去20年間(2004年〜2025年)の専門家の意見や、世界200ヶ国の政策を調べました。
多くの国が政府主導で運動の重要性を主張していますが、期待していた結果は得られませんでした。
調査の結果、運動している人は……まったく増えていませんでした!
世界の成人の3人に1人、そして10代の若者の80%が運動不足。
この数字、実は20年前と1ミリも変わっていません。
親に「勉強しなさい!」と言われても勉強しないように、「運動しなさい!」と言われても、やっぱり動かないのです。
・なぜ運動不足は解消されないのか?
世界では、毎年500万人以上が運動不足が原因で亡くなっています。これは肥満やタバコの害に匹敵するレベルの大問題です。
政府も必死に「運動しよう!」という計画を立てているのですが、実はその計画、中身がスカスカだったのです。
- 予算や期限が明白ではない(具体性や目標が揃っていたのは全体のたった14%)
- 「運動しよう!」と言うだけで、スポーツ施設を建てない
- 指導してくれる専門家を育てていない
「運動しよう」と言うだけで、施設も指導者も用意してくれていないのですから、運動する人が増えないのも納得です。
・なお成功している国もある
一方で、運動する人を爆増させた素晴らしい国もあります。
- アイルランド: 多くの省庁がタッグを組み、予算をドカンと投入してスポーツ施設を建てた
- コロンビア: 10年間で予算を3.8倍に増やし、具体的なプログラムを実施。わずか3年で運動する人が一気に増加!
人を動かしたければ「具体的な目標」と「使いやすい施設」が必要不可欠のようです。
・さいごに
世間では運動の重要性が非常に叫ばれています。
「みんな運動しているんだろうな…」と思いきや、全然そんなことはありませんでした。
これは大チャンスです。
周りが誰も動いていない今、運動を始めれば、その他大勢の烏合の衆から頭一つ抜け出せます。
ぜひ、今日から運動を始めましょう。
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参考文献
Low global physical activity despite two decades of policy progress