『#ジョージ・ソロス』の伝記を読んで、ふと思い立って調べた内容です。仮に『#台湾 戦争』が勃発した場合、#米国 と#中国 にはどの様な結末と影響が起きるのでしょう。#投資家 の中には、少なからず#戦争 リスクを考えて中長期の投資行動を準備している方々がいらっしゃるかもしれないと思い、調べてみました。
戦争が起こったら、#日本 を含めた世界はどのようなダメージを受けるのか?
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<サマリー>
米国#CSIS(#戦略国際問題研究所 Center for Strategic & International Studies)は、中国による台湾への水陸両用侵攻を想定した『ウォーゲーム』をシミュレーションし、24回実行した。そして、そのほとんどのシナリオで、米国/台湾/日本は#中国 による通常の水陸両用侵攻を破り、【台湾の自治を維持】した。しかし、この防衛には「高い代償が必要」だったという。
米国とその同盟国(当然、#日本 を含む)は、数十隻の艦船、数百機の航空機、そして数万人の軍人を失った。台湾は経済が壊滅的な打撃を受けた。さらにシミュレーションは、この大損失が、長年に渡った米国の世界的な地位を損なうことになるという。一方で、中国も大きな損失を被る結果が予想される。台湾の占領に失敗すれば、#中国共産党 の支配が不安定になる可能性が示唆されている。
CSISは、次の様に結論付けている。
「…したがって、中国に対する勝利だけでは”十分ではない”。米国は直ちに抑止力を強化する必要がある。」
<米国・台湾・日本の勝利の4つの条件>
①台湾軍は戦線を維持しなければならない。 →台湾の地上軍を強化し、海浜に閉じ込める。中国の兵站が弱まれば、反撃チャンスがある。
②台湾にウクライナモデルは通用しない。 →今から米国と台湾が協力して必要な武器を与える。そして開戦と同時に、米国が”直接戦闘”する。
③米国が日本の基地を戦闘行為に使用できるようにする。 → つまり、『日本の国土が戦闘地域になる』
④米国は、中国の防御圏外から中国艦隊を即座に大量に攻撃できるようにする。 →長距離対鑑巡航ミサイルの兵装を増やす。これが米国の損失を最小限に抑えて、侵略を撃退する最短方法。
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日本人の目線から、改めてポイントを挙げると
・日本は戦争に”参加”する (③により日本本土が攻撃される。逆に③を満たさなければ勝率低下)
・中国は敗北する可能性が高い
・米国・中国・日本は深刻なダメージを負う
→
・上記予想から米国は抑止力を強化する
日本が防衛費を増やす動きにも繋がりますね。日本政府も独自でシミュレーションをやっているのは間違いないですから、同様の危機意識があるように思われます。
この側面から考えて、投資家はいくつかのストーリーを考えながら、それぞれに対応する手段を可能な範囲で考えておくことが大事になるかもしれません。
ちなみに、私には政治的な信条はありません。右翼でも左翼でも無く、”仲良く”です。
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私は最近、投資家の存在はとても意味深いな、と感じることあります。
なぜかといえば、投資行動を通じて、世界を見通すからです。PostPrimeでセンチメントを読むとき、『盆の上に溢れた水の動きを眺め続ける』ような感覚に襲われるのは、きっと私だけでは無い筈。
改めて、投資を通じて人の心が世界を動かしている姿をまざまざと見せられるような思いになりますね。
出典:
CSIS 戦略国際問題研究所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%95%8F%E9%A1%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
出典:
The First Battle of the Next War: Wargaming a Chinese Invasion of Taiwan / Report by Mark F. Cancian , Matthew Cancian , and Eric Heginbotham / Published January 9, 2023
https://www.csis.org/analysis/first-battle-next-war-wargaming-chinese-invasion-taiwan
https://www.csis.org/
出典:
The First Battle of the Next War: A US-China Conflict over Taiwan /
CSIS/YouTube
https://youtu.be/bFDMh_dyshY