空売り(はじめの一歩)
ー空売りの銘柄選定とリスク管理ー
初めに
私は投資のエキスパートではありません。ご質問等へは明確にお答えすることができませんのでご了承下さい。
以前はとても苦手だった空売り、最近では利益を取れるようになってきました。
なのでこれから空売りを始めたい、空売りを始めたがうまくいかないって方の悩みは、いくらか解消できるのではと思い投稿いたしました。
⚫︎知っておくべき事
【空売りのリスク】
買いは家まで、売りは命まで
買いの場合(現物)は、投資元本が0になってしまうまでが最大の損害ですが、空売りの場合は投資元本よりも多くの損害がでる可能性があります。
ではこのリスクを最小化するにはどうしたらいいのか?考えてみましょう。
まず「踏み上げ」という言葉をご存知でしょうか?
踏み上げというのは、膨大な空売り残高がある銘柄に強い買いが入り株価上昇、今まで空売りをしていた投資家に一斉に買い戻す動き(損切り)がでて、株価が一気に上昇し、取り残されてしまった売り方の投資家が莫大な損害を被ってしまうことです。
例えば、自分がもし空売りしていた銘柄に突然いいニュースがでてしまい、寄らずのストップ高を3連続してしまったらと思うとゾッとしませんか?(特に時価総額の低い銘柄で発生しやすい。)
買い戻す(損切り)機会がなく、踏み上げ💦
…怖いですよね。
空売りをこれから始めたい、怖くてやった事がないが感心があるって方は、まずこのリスクと向き合って取り引きをしていかなければなりません。
⚫︎銘柄選定のコツ
【リスク管理】
ではこのリスクを抑えていくには、どういう銘柄を選定していけばいいでしょう?
対策1
時価総額の低い銘柄は売るな!
目安 時価総額3000億円以上の銘柄から選定する(範囲は自分が調べた情報を精査して、決めた額です。慣れてきて、トレードに自信がついたら、少しずつ緩和も有りだと思いますが、小型株はやめておきましょう。)
※時価総額が大きな銘柄は、小型株よりもストップ高のリスクを抑えられます。
対策2
信用倍率が低くて、売り残が多い銘柄は売るな!
目安 信用倍率 1倍以下は特にやめておきましょう。(自分だったら絶対避けます笑)
できる限り信用倍率が高い銘柄から選ぼう
※自分は10倍以上位を目安としてますね。
(需給悪化傾向なら緩和可)
※量が少なすぎるものは、参考にしない事。
対策3
必ず逆指値注文で、損切りの注文をしておく事
この3点を抑えておけば、寄らずのストップ高のような踏み上げのリスクは、十分に抑えられると思います。
※もっと踏み上げリスクを抑えたいって方は、デイトレのみでの、取引(空売り)にしておく。
これから始めるって方は、特にこの3点は抑えて置いた方がいいと思います。
【その他必須のチェック項目】
・決算発表日は避ける
・権利付最終日は避ける※つなぎ売りは別
・逆日歩がついていないか
・信用空売り料が発生しないか
・金利は高くないか
・追証のリスク管理
・直近のニュースに目を通す
【銘柄選定】
・落ち目となり始めたセクター
・ボラティリティが大きい銘柄(短期での取引となるので、ボラティリティが低いと利益をだしずらい)
・直近大人気のテーマ株は避ける
・業績が低迷しだした
・テクニカル的に、チャートに売りシグナルがでた銘柄
(包み足、首吊り線、三尊天井、ダブルトップ、バイイングクライマックス、
下降トレンドの初戻り、強い抵抗線割れ、などなど、ご自分に合った手法をお探し下さい。)
特に初め、やりがちなミスとして
なんかチャート的に株価が高い位置にあるから売る
→相場の格言「新値は売るな」
悪材料がでたから、空売りを入れる
→相場の格言「悪材料出尽くし」
その他、信用取引自体にも、追証などのリスクがありますので、きちんと勉強した上で、始めましょう。
上手になってきたら、時価総額がやや低い銘柄でチャレンジしてもいいかもしれませんが、踏み上げのリスクを考慮した上でチャレンジしましょう。※持ち越さない方が吉
買いより、売りの方が、難しいといわれるので、安易にトレードを初めるのは、やめておきましょう。
※私は投資はそんなに上手ではありませんが、以上のルールを設けて、ようやく空売りで利益を取れるようになってきたので、これから空売りを始める、最近、始めたばかりだが、悪戦苦闘しているって方には、参考になるかと思います。
ポストプライムなので、たまには投資のお話に、ついてもと思い、今回投稿致しました。
やりがちなミスとしては、配当絡み、決算絡みの日をチェックし忘れてのトレードです。気をつけましょう!