答え:④サンホセ
①のトレドは典型的なCs(地中海性気候)です。地中海性気候は「夏乾燥・冬湿潤」が基本なので、問題の雨温図とは真逆ということになります。
また、C(温帯)は最も気温が寒い月は18℃ですので、その条件にも当てはまりません。
②のアディスアベバは、雨季と乾季が明瞭に分かれている事、また、やや高地にあるため冬季には18℃より気温が下がることから、気候帯で言うとCw(温帯冬季少雨気候)に分類されます。
降水量で見るとトレドと逆ということになります(夏湿潤・冬乾燥)。また、雨季の間に谷がなく、きれいな山なりの降水量です。
トレドと同様、18℃未満の月がないため、やはり候補から外れます。
③の済州島は、トレドとほぼ同緯度にあります。となるとやはり気候帯はCに属します。韓国ではかなり温暖な地域で、観光地としても有名です。
亜熱帯とも言われる気候ですが、気候区分はCfa(温暖湿潤気候)。降水量は年間を通して比較的多く、冬季はシベリア気団の影響を受けるため、4つの選択肢では最も冷え込み、1月平均気温は最も低くなります。
④は正解のサンホセ。赤道にも近いことから気温は高く、明瞭な雨季と乾季があることから気候帯はAw(サバナ気候)に属します。
こちらもアディスアベバと同じく高原にありますが、標高が1000mほどで気温が下がりきらず、A気候に残っているイメージです。
また、ハリケーンの時期に降水量が激増するなど、降水量に2つの山があることも特徴的になっています。
今回も様々な観点からのご回答、ありがとうございました。
また次回もトライしてみてください。
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