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【#知ったかぶり】~我々はNTTに感謝すべきかもしれない~と思った件について Twichというアメリカ発の大手配信サイトが韓国から撤退するという動画です。 インターネットの通信料について考えさせられたので、ちょっと書いてみようとおもいます。 _ 参考リンク ・韓国だけ低画質で動画を見る?「ネットワーク使用料」 問題総まとめ 2022年12月26日 文章 https://www.korit.jp/insights_parkjyungyoung_network ↑私の記事よりわかりやすいです。(情報が少し古い可能性あり) _ 【通信時の金の流れ】【原則】 *読み飛ばし可 ユーザーがCP(コンテンツプロバイダー:GoogleやNetflix's 等の情報発信者)からデータを取り出すとき(要するに検索したり動画を見たりするとき)、 データの流れは ユーザー ⇄ 通信会社の回線 ⇄ CP このときの通信料の支払いは ユーザー ⇒ 通信会社 ⇐ CP となるわけです。 ただし、CPのサーバーが海外である場合(正しくはCPとユーザーが違う通信会社の回線に接続している場合)、 データの流れは、 ユーザー⇄通信会社Aの回線⇄通信会社Bの回線 ⇄CP となります。 このとき、通信料の支払いは、 ユーザー ⇒ 通信会社A 、通信会社B ⇐ CP  *ここまでは上と同じです。 ただ今回は通信会社同士のデータのやり取りがあるので、通信会社間で通信料の支払いが発生します。 この支払いをどちらの通信会社がおこなうかはそれぞれの通信会社の回線の規模がどの階層に属しているかで決まります。 ・通信会社A,Bが同じ階層に属している場合 (例 A,BともにTier1同士):Peering ユーザー ⇒ 通信会社A | 通信会社B ⇐ CP *A,B間の支払いはほぼない 支払いが相殺され、少額のピアリングコストのみ発生します。 ・通信会社A,Bの階層が違う場合 (例 A:Tier2 < B:Tier1):Transit ユーザー ⇒ 通信会社A ⇒ 通信会社B ⇐ CP *階層が低いAがBに接続料を支払う 階層が低いほうが回線の接続料を支払う必要があります(データの通信経路の選択を階層が高い会社にゆだねることになるためトランジットフィーが発生する)。 つまりこの場合、階層が低いAがBに支払うことになります。 _ 【韓国の場合】 ・プロバイダは3社の独占状態であり、すべてTier2(Tier1より下位)であるため、海外のサーバーにアクセスするには他国のTier1事業者を経由する必要があり、多額のトランジットフィーの支払いが発生する。 ・CPは韓国のプロバイダの負担を削減する義務を負うという法律が存在 ユーザー ⇒ 通信会社(韓)⇒ 通信会社(米)⇐ CP           〃  ⇐  ⇐ ⇐ ⇐ ⇐ 〃   (CPは米、韓両方の通信会社に二重課金状態)   韓国国内の回線使用量の40%以上がGoogle、Netflix's等の海外の大手CPとの通信であるため、海外CPによる韓国国内の回線の”ただのり”がおこなわれているとして、プロバイダが海外CPを訴える裁判が発生している。 また、2016年より韓国国内の通信事業者間のデータ転送の有料化(Tier2事業者同士の通信においてもトランジットフィーが発生)により、韓国国内にキャッシュサーバーを設置したとしてもコストカットにならない。 等々の理由により、 海外CPは多額のインターネット使用料を韓国の通信会社に支払う必要があり、それを避けるために低画質化等のサービスの低下で対応している。 韓国政府も法改正を検討しているようですが、プロバイダがTier1化されないと根本的な解決にならない… _ 【日本】 2000年にNTT傘下のNTTコミュニケーションズ(プロバイダ名:OCN)が米国のISP(プロバイダ)会社 ベリオを買収し、Tier1となる。(*現在回線はNTT America名義)、プロバイダの強さを表すASランキングでは世界5位。 要するにNTTが強いプロバイダを持っているおかげで海外のCPと通信してもトランジットフィーが発生しないため、韓国のような事例はおこりづらい。 国内のTier2事業者とOCNのトランジットフィーの契約がどのようなものになっているかわかりませんが、国としてCPに圧力をかけざるを得ない状態でないのはNTTのおかげでしょう。 _ ・韓国のTwitchがサービス終了する件について、韓国国内の事情を詳しく話しながら説明するKH 2023年12月6日 https://youtu.be/sAUNs6Jod0o?si=quQpKqoIg1VH7aGm
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