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みうさん
会社員(総務)┃投資診断士
VIXは改善、でも海外勢は大幅売り越し|10月8日の地合い観測
10月8日の日本株は、前日に続いて下落しました。 日経平均は7万円を割り、終値は安値圏。値下がりする銘柄も市場全体に広がりました。 一方で、VIXには改善方向の動きが出ています。 つまり今は、 「VIXは少し良くなっている。でも、日本株の中身や需給はまだ弱い」 という、少しねじれた状態です。 今回の総合判定は、引き続き**「守り」**としました。 VIXは改善方向。でも、まだ完全ではない まずVIXです。 ここ数日、警戒材料として見ていたMACDのゴールデンクロスが解消し、デッドクロスが2日続きました。 しかも、MACDとシグナルの差は前日より広がっています。 これは明らかに、VIXの警戒感が弱まっている方向です。 ただし、SARはまだ上昇判定のまま。 そのためVIX層は、 「逆風」ではなくなったけれど、「追い風」までは行っていない と考えています。 現在の判定は**「混在」**です。 海外投資家は、現物だけ見ると強気に見える 今回、大きく更新されたのが投資部門別です。 海外投資家は現物株を大きく買い越していました。 これだけを見ると、 「海外勢が日本株を買いに来ている」 と前向きに見えます。 ただし、ここで先物も確認すると景色が変わります。 海外投資家という部門全体では、現物の買い越しを上回る先物売りが出ていました。 現物と先物を合わせると、かなり大きな売り越しです。 ここは重要です。 現物だけを見て「海外勢は強気」と判断すると、実際の全体像と逆の結論になってしまいます。 だから私は、海外投資家については現物と先物をセットで見ることにしています。 信用需給はまだ確認待ち もう一つ、今の地合い判断で外せないのが信用需給です。 前回の信用残では、信用売り残が8,000億円を下回りました。 売り残が多い状態は、将来の買い戻しにつながる可能性があり、相場の下支えになることがあります。 その売り残が減ったため、今は 「需給のクッションが少し薄くなった可能性がある」 と見ています。 ただし、前回の数字には権利落ちの影響が含まれています。 本当に売り残が減ったのか、それとも一時的なつなぎ売りの解消だったのか。 ここは次回の信用残を確認するまで、結論を出せません。 日本株の中身も弱い 10月8日は、指数だけでなく市場全体が弱い一日でした。 前日は値下がり銘柄が増えましたが、この日はさらに下落が広がりました。 半導体だけではなく、銀行や景気敏感株まで売られています。 しかも、売買代金は高水準でした。 つまり、 「あまり売買されない中で下がった」のではなく、しっかり売買を伴って下がった ということです。 これも、今すぐ地合いを上向きに判定しにくい理由の一つです。 今は「VIXだけ改善、ほかはまだ弱い」 現在の状態を整理すると、 VIX=混在(改善方向) 信用需給=警戒・確認待ち 海外勢=現先合算で大幅売り越し 市場内部=悪化 です。 VIXだけを見ると、一歩前進しています。 でも、それ以外の層はまだついてきていません。 だから今回も、 「守り」継続 です。 相場が少し良くなると、「そろそろ入ってもいいかな」と思いたくなります。 でも、私は今の地合い観測では、 良くなったものを評価しつつ、まだ悪いものも無視しない という見方を大事にしています。 次に見るポイント これから特に確認したいのは3つです。 まず、SQ通過後もVIXの改善が続くか。 次に、信用売り残が再び8,000億円台へ戻るか。 そして、海外投資家の現先合算が次週に買い越しへ戻るか、少なくとも売り越し幅が縮小するか。 この3つがそろってくれば、総合判定を上げる根拠が増えてきます。 逆に、VIXだけ良くなっても、信用需給や海外勢が悪いままなら、無理に攻める必要はありません。 条件がそろうまでは待つ。 今回も、その判断を続けます。
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