連休明けの日経平均は上昇し、4営業日続伸となりました。
株価が上がると、「そろそろ買わないと乗り遅れるかな」と気になりますよね。私も、上昇を見送る難しさを感じています。
それでも、今日の総合判定は「守りを継続」です。
ただし、前回とまったく同じ理由ではありません。警戒していたVIXには改善が見られました。その変化を認めたうえで、日本株の上昇がどこまで広がっているかを確認したい、という判断です。
※日本株は9月24日の終値、VIXは米国9月23日に対応するアプリ値を参照しています。信用需給は、取得済みの9月11日基準のデータを使っています。
VIXには、待っていた変化が出た
今回の大きな変化は、市場の不安心理を見る参考にしているVIXです。
前回までは、価格が下がっても、トレンドを見る指標には警戒の形が残っていました。今回は、確認しているMACDとパラボリックSARの両方が、VIXの下降方向を示す配置になっています。
私の観測ルールでは、株式市場にとって追い風側の形です。ここは素直に改善として記録します。
ただし、参照した日のVIX自体は反発しました。大きな流れの判定が改善する一方で、短期的には不安が少し戻った状態です。
「転換を確認したこと」と「落ち着きが定着したこと」は分けて、次の動きを見ていきます。
また、二つの指標は同じ価格から計算されています。指標が二つ揃ったから確実、と考えすぎないことも大切にしたいところです。
日経は上昇。でも、値下がり銘柄のほうが多かった
日本株には、まだ気になる点が残りました。
日経平均は上がったものの、TOPIXは下落。東証プライムでも、日経平均の構成銘柄でも、値下がりが多数でした。
一部のAI・半導体関連など、指数への影響が大きい銘柄の強さが目立った一日です。
朝方は上げ幅を広げましたが、その後は伸び悩みました。取得した時刻別の記録でも、午後になるにつれて値上がり銘柄が減っています。
指数の上昇は確認できても、「市場全体に買いが広がった」とまでは評価しにくい内容でした。
一方、値上がりの割合は連休前より改善しています。悪いところだけを拾って「中身はさらに悪化した」とするのも違います。
今日の整理は、**「広がりは少し戻った。ただし、偏りは残っている」**です。
信用需給は、まだ新しい答えを待っている
信用取引の状況については、取得済みの週次データを据え置いています。
そのデータでは、信用買い残の増加と、評価損益率の悪化が重なっていました。信用買いの残高が増える一方で、含み損も広がっていたため、警戒している部分です。
ただ、これは以前の基準日の数字です。今日まで悪化し続けていることを示すものではありません。
更新されていないデータを、毎日新しい悪材料のように数え直さない。反対に、日経が戻ったから含み損も改善したはず、と決めつけない。
確認できていることは「前回の週次データには負担が見られた」、確認できていないことは「その後どう変わったか」です。
月末の権利取りも近づいています。配当や優待に関連するつなぎ売りが含まれる可能性もあるため、売り残の多さだけで買い戻しの力を判断しないようにします。
連休前の見立てを、今日の結果で更新する
連休前には、VIXの改善、値上がりの広がり、信用需給の変化を確認点にしていました。
今回、最も前進したのはVIXです。価格の低下に加え、待っていたトレンド指標の転換まで確認できました。
値上がりの広がりにも改善はありましたが、まだ市場の過半数には届きませんでした。信用需給は次のデータ待ちです。
そのため、前回の警戒をそのまま繰り返すのではなく、改善した部分を加えて判断を更新します。
「守り」という結論が同じでも、その根拠まで同じとは限りません。
新規は見送り。ただし、判断は固定しない
私は引き続き、新規エントリーを見送ります。保有している銘柄については、撤退条件と許容損失を点検します。
ただし、信用データが更新されるまで何が起きても動かない、という意味ではありません。
次に見たいのは、VIXの改善が続くか、TOPIXや値上がり銘柄に強さが戻るか、そして更新された信用需給が何を示すかです。
もちろん、待つことで上昇を取り逃す可能性もあります。「守っているから正しい」とは考えず、見送った銘柄が買い条件を満たしていたかも振り返っていきたいと思います。
改善は改善として受け止める。確認できていないことは、無理に埋めない。
連休明けも、この姿勢で相場を観測していきます。
※本記事は筆者自身の観測・判断の記録であり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。