日経平均は518円安
「また下がったのか」と感じる数字ですが、9月14日の相場は、それだけでは捉えきれない一日でした。
TOPIXは上昇し、東証プライムでは約8割の銘柄が値上がり。日経平均の弱さと、個別株の元気さが同居しています。
今回の私の判定は、「守りを継続」。明るい変化は受け止めつつ、買い急がずに次の確認を待ちます。
※日本株は2026年9月14日終値、VIXは米国9月11日終値、信用需給は9月4日基準の記録です。
日経は下落。でも、上がった銘柄のほうが多い
日経平均は63,492.99円で、前営業日比−0.81%。一方、TOPIXは4,058.21で+0.74%となりました。
東証プライムの値上がりは1,218銘柄、値下がりは307銘柄。33業種のうち27業種が上昇し、保険・銀行・小売りなどにも買いが広がっています。
騰落銘柄数/大引け市況
日経平均は、構成銘柄によって指数への影響が大きく異なります。そのため、一部の主力株が大きく下がると、多くの銘柄が上がっていても指数は下落します。
この日はAI関連の一角が売られる一方、ほかの銘柄への物色が広がりました。市場の主役が移る「ローテーション」を思わせる動きです。
ただし、一日だけで主役交代が定着したとはいえません。上昇する銘柄の広がりが、明日以降も続くかを見ていきます。
VIXは反落。少し落ち着いたけれど、警戒解除はまだ
市場の不安の強さを見る参考指標が、VIXです。
米国9月11日の終値は15.84。前日の17.84から約11%下がりました。私のアプリでは15.85と表示されているため、外部の終値とは分けて記録しています。
今回のアプリ記録では、値動きの勢いを見るRSIやストキャスティクスも低下。短期的な警戒感は和らいでいます。
一方、トレンドを見るMACDとパラボリックSARには、まだVIXの上昇側のサインが残っています。
今の読みは、「不安は和らいだが、落ち着きが続くかは確認中」。一度の反落だけで安心せず、今後の指標の変化を待ちます。
信用需給、今回参照しているのは9月4日基準です。
・信用売り残:8,461億円 ・信用買い残:約6兆4,800億円 ・信用倍率:7.66倍 ・信用評価損益率:−5.34%
前週と比べると売り残は増え、買い残は減りました。一方、買い方の含み損益を示す評価損益率は−4.68%から悪化しています。残高の変化と、含み損の状態を両方見る必要があります。
信用残の推移
私の観測では、売り残8,000億円を一つの目安にしています。空売りは、いずれ買い戻される可能性があるためです。ただし、これは安全を保証する境界線ではありません。
特に9月は、配当や優待の権利取りに伴う「つなぎ売り」も意識したいところ。現物株と組み合わせた売りが含まれるため、売り残すべてを株価上昇の燃料とは考えません。
また、9月4日の数字に、その後の下落は入っていません。次の9月11日分にも、9月14日の値動きは含まれません。数字の大きさと同じくらい、「いつの数字か」を大切にします。
今は新規を見送り、次の変化を待つ
日経の下落だけを見れば弱い相場ですが、個別株の広がりには改善がありました。全面的に売られる展開にならなかった点は、前向きに受け止めています。
それでも、VIXの沈静化は確認途中で、信用需給にも時間差があります。私は新規エントリーを見送り、保有株は事前に決めた撤退条件を点検します。
次に見るのは、次の4点です。
・更新される信用残と評価損益率
・VIXの落ち着きが続くか
・日経63,000円近辺と9月14日安値62,726円を維持できるか
・TOPIXや上昇銘柄数の強さが続くか
良い変化を見つけると、少し動きたくなるものです。でも、変化に気づくことと、すぐ買うことは別々に考えたい。
「今日は待つ」と決めながら、次の一歩につながる材料を集める。そんな姿勢で、引き続き相場を見ていきます。