【定例通信 第16回】金利変動要因の整理
皆さん、こんばんは!
みうさんと申します🐍
今回は前回と関連して金利をテーマにしました。
ダンさんのYouTube動画の中でも度々登場する金利
前回、中央銀行の金融政策により景気の安定と持続的な経済成長を実現しようとするというようなことを書きました。
金融政策により金利が上下させて経済を調整するわけですね。
なるほど~金融政策によって金利が変わるのか~
と、最初は勉強になると思い、「それじゃあその知恵を活かして国債のETFを買おうかな!」と思ったときに「国債に短期長期あるけど、全部一緒なの?」と思ったことがありませんか?
ダンさんのYouTube動画でも話に出てきますが、
基本的に「金利が上がれば国債の価格は下がる」といいます。
金利にも短期金利や長期金利などがあります。
短期金利は、その時々の資金需要や日本銀行の金融政策によって決定されると考えることができます。
つまり、基本的に金融政策によって金利が変動するときの金利というのは主に短期金利のことを指すわけですね。
たほうで、長期金利は、現在よりも将来の日本銀行の金融政策がどうなるのか、あるいは国内景気、物価、為替相場、海外金利などの外部環境が今後どのようになっていくのか、という将来の「予想」「期待」によって決定されると考えることができます。
いま議論されているテーパリングは金融政策という意味では短期金利にも影響があるでしょうが、金融緩和を縮小していくという話ですから、今後の金利変動の「予想」「期待」を促すテーマなんですよね。
整理しておかないといけないのは、
金利には短期・長期など期間があること。
そして、国債にも短期・長期といった期間があり、たとえば短期金利が下がると短期国債が上がり、長期金利が上がると長期国債が下がるというようなトレードオフの関係にあるということです。
ダンさんの動画に出てくる場合の金利の話はおおむね長期(10~20年)の国債に関わることです。
よく国債ETFのTLTとかおっしゃられていますよね。
さて、先ほど短期金利を決定づけるのは金融政策といいました。
金融政策については、前回触れましたのでそちらをご参照いただきたいのですが、長期金利を決定づける要因とは何なんでしょうか?
「予想」「期待」は何に基づいて決まっているのでしょうか?
この点、長期金利を決定する個別の要因は大別して4つに分けられます。
①国内景気
②国内物価
③為替相場
④海外金利
それぞれが長期金利にどのような影響を与えるのかについては、今回添付した画像の通りとなります。
画像の表は日本目線で記載しているものなので、米国の場合は置き換えて考える必要がありますね。
最低限ここまで金利と国債の関係性が分かると他の金融政策の解説や分析の理解もスムーズになるかと思いますので、是非押さえておけると良いですね🐍
それでは、短いですが今日はここまで。
三連休最終日
今日は祝日なのでふと忘れそうになりますが、米国市場が開きますのでダンさんのライブ配信でも見ましょうか!