① VIX:米国9/4終値14.53(+0.21、+1.47%/始値14.15・高値14.58・安値13.80)で3営業日ぶりに小反発/MACD[−0.41/−0.43]は表示順を要確認(MACD線/シグナル線の順なら僅差でGC状態)/SAR16.82(VIXの上側=パラボリック下降方向を維持)/RSI44.90・ストキャス23.84
VIXは14.53と3営業日ぶりに上昇しました。
ただ、上昇幅は0.21ポイントにとどまり、依然として14台の低位圏です。
パラボリックSARはVIXの上側にあり、パラボリックは下降方向を維持しています。一方、MACDが一般的な「MACD線/シグナル線」の順なら、−0.41が−0.43を上回っており、僅差ながらGC状態が続いています。
つまり、「VIXの水準とパラボリックSARは落ち着いているが、MACDには警戒が残る」というねじれです。
ストキャスは前日の6.69から23.84へ上昇し、短期的な売られ過ぎはおおむね解消しました。市場心理は落ち着いていますが、14台は油断が広がりやすい水準でもあります。警戒を完全に解除する段階ではありません。
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② 外資の需給:投資部門別は8/24~28週が最新/海外勢は現先合算で約349億円の小幅売り越し(現物−1,319億円/先物+971億円程度)/前週から売り圧力は減速
投資部門別売買動向は、8月24日から28日までのデータが最新です。
海外勢は現物で1,319億円を売り越しましたが、指数先物では約971億円を買い越しました。現物と先物を合わせると、約349億円の小幅売り越しです。
前週は現先合算で2,073億円の売り越しだったため、海外勢の売り圧力は明確に弱まっています。ただし、買い越しに転じたわけではなく、「ほぼ中立に近づいた」という段階です。
9月2日の全面安を含む8月31日から9月4日までのデータは、9月10日に公表される見込みです。今回の日経反発に海外勢の買い戻しが伴っていたかは、次回のデータで確認します。
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③ 先物手口:外資系60,646枚(前日54,377枚から増加)/国内系17,747枚(前日16,561枚から小幅増加)
9月4日は、外資系・国内系ともに先物の取引量が増えました。日経平均が1.26%上昇した日に、先物取引もやや活発になった形です。
ただし、この数字はあくまで取引量であり、買い越し・売り越しの方向は分かりません。「外資系の取引量が増えたから海外勢が買った」とは判断せず、投資部門別の公表を待ちます。
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④ 信用残:8/28申込分が最新/売り残8,250億円(前週比−711億円)/買い残6兆5,293億円(前週比+468億円)/信用倍率7.91倍/評価損益率−5.27%は8/21基準
売り残は、需給の分水嶺としている8,000億円を上回っています。ただし、前週から711億円減少しており、下落時の買い戻しクッションはやや薄くなりました。
一方、信用買い残は468億円増加しています。信用買いが増えると、株価が戻った場面で手仕舞い売りが出やすくなるため、上値を重くする要因です。
評価損益率の−5.27%は8月21日時点で、9月2日の全面安はまだ反映されていません。次回のデータでは、急落とその後の反発を経て、週末時点で需給悪化がどの程度残ったのかを確認します。
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⑤ 気づいた異変:日経はAI・半導体株主導で5営業日ぶりに反発。一方、TOPIXはほぼ横ばいで、NT倍率は15.65から15.85へ上昇
日経平均は65,020.94円と、前日から806.46円、率にして1.26%上昇。4日続落のあと、5営業日ぶりに反発し、6万5,000円台を回復しました。
一方、TOPIXは4,103.23ポイント、前日比+0.03%とほぼ横ばいでした。NT倍率は前日の15.65から15.85へ上昇しており、9月4日は明確に日経平均優位の一日でした。
背景には、金利上昇がいったん落ち着き、9月2日の全面安で売られたAI・半導体株に買い戻しが入ったことがあります。その一方で、前日に堅調だったバリュー株の一角には利益確定売りが出ました。
値動きの流れを整理すると、
- 9月2日:AI・半導体株を中心に33業種すべてが下落
- 9月3日:TOPIXとバリュー株が先に反発
- 9月4日:AI・半導体株が買い戻され、日経が大きく反発
となります。
ただし、今回の上昇は日経への寄与度が高い一部の値がさ株に支えられた面があります。TOPIXがほとんど上昇していない以上、日本株全体に買いが広がったとはいえません。
グロース株の一時的な自律反発なのか、本格的な主役交代なのかは、来週もNT倍率の上昇が続くか、TOPIXを伴って相場全体が上昇できるかを見て判断します。
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▶ 日経終値:65,020.94円(+806.46円、+1.26%・5営業日ぶり反発)
▶ TOPIX:4,103.23(+1.19、+0.03%・ほぼ横ばい)
▶ NT倍率:15.85(前日15.65から上昇)
▶ 一言:
日経はAI・半導体株主導で5営業日ぶりに反発し、6万5,000円台を回復しました。一方、TOPIXはほぼ横ばいで、一部の値がさ株に支えられた反発という印象です。
VIXは14.53と小反発しましたが、低位圏を維持。海外勢の需給と信用残も更新待ちで、相場全体の底入れや主役交代を判断するには材料が足りません。
総合判定は「様子見」を継続します。グロース株の反発が一時的なものか、来週のNT倍率とTOPIXの動きから見極めます。
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