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【定例通信 第57回】投資商品選びに見ておきたいシャープレシオ
こんばんは!
みうさんと申します🐍
みうさん
2021年10月31日
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【定例通信 第57回】投資商品選びに見ておきたいシャープレシオ こんばんは! みうさんと申します🐍 今日のテーマは「シャープレシオ」 ダンさんの動画でも出てくるシャープレシオ (「【誤解にハマるな】投資はシャープレシオを注目?」https://www.youtube.com/watch?v=jSNvVUXgje4) 金融商品にはリスク(価格の振れ幅)とリターンがありますが、基本的にはリスクが大きければリターンも大きいという関係にあるものですが、投資商品の中にはハイリスクローリターンなんていうのもあります。 どういった商品を選べばよいのか、ということでシャープレシオについて見てみましょう。 ●シャープレシオとは シャープレシオはリスクに見合うリターンがあるのかという効率の良さを数値化したものです。 投資信託などで金融商品がたくさんあるときにどの商品にするか迷うときがありますが、その時にシャープレシオを参考にすることができます。 シャープレシオは次のような計算式で求められます。 シャープレシオ=(ポートフォリオー無リスク資産の収益率)/ポートフォリオの標準偏差 数値は高い方が効率的と考えられており、1.0以上で安全、2.0以上で良好、3.0以上だと非常に優秀と言われています。 たとえば次のような場合、どちらの商品の方が安心できるでしょうか 無リスク資産の収益率:0.1% 商品A:リターン12.1%、リスク15% 商品B:リターン6.1%、リスク5% リターンにばかり注目すると商品Aに目がいってしまいますが、商品Aは他方で15%もの振れ幅があります。 それぞれシャープレシオを計算してみると 商品A:(12.1%-0.1%)/15%=0.8 商品B:(6.1%-0.1%)/5%=1.2% ということで、投資家としては商品Aはリターンは高いけど効率的な運用まで考慮すると商品Bを選ぶのがベターということになります。 ●シャープレシオの注意点 シャープレシオのリスクやリターンは過去の実績に基づいてはじきだされる数値ですので今後の投資効率性を保証するものではないという点には留意しておきましょう。 ●商品の選定 いまどきは検索サイトなどから金融商品のシャープレシオが分かります(モーニングスター:https://www.morningstar.co.jp/FundData/FundRankingSharpRatio.do) では、上記のサイトなどでシャープレシオがトップのものを選べばよいのかというと注意が必要で、どのくらいのコストがかかるのかとうことも気にする必要があるでしょう。 あるいは、シャープレシオが高い理由も考えてみると商品選択の参考になるかもしれません。 たとえば、一見シャープレシオが高い商品があったとしても、その理由がリターンが良かったからではなく、リスクがかなり小さかったからということもあり得ます。 このような場合は、高リターンを狙える商品ではないため、思ったような結果が出ないといったことも考えられるわけです。 以上、老後の資産形成を狙うのであればシャープレシオという視点も加えながら堅実に資産を形成していきたいところですね。 それでは、今回はここまで!