【定例通信 第47回】高齢者の利用が増えているリバースモーゲージとは?
こんばんは!
みうさんと申します🐍
資格勉強をしていて投稿時間が遅れ気味ですが、今日も学びを!
ということで、今日のテーマは高齢者の利用が増えているという「リバースモーゲージ」
そもそもリバースモーゲージってなんぞやというところを押さえ、なぜ高齢者の間でリバースモーゲージの利用が増えているのかを考えましょう。
●リバースモーゲージって?
リバースモーゲージとは、自宅を担保に融資を受けて自宅に住み続け、死亡した後に自宅を売却するなどして借入金を一括返済する仕組みです。
この仕組みを利用した住宅ローンを「リバースモーゲージ型住宅ローン」といいます。
リバースモーゲージ型住宅ローンの中でも注目されているのが、「リ・バース60」というものです。
「リ・バース60」は、リバースモーゲージですので先ほど言ったように自宅を担保にしてローンを申し込む点は通常の住宅ローンと一緒ですが、利息のみを返済していくという点で一般の住宅ローンと大きく異なります。
「元本部分はどうするの?」と思いますが、元本については契約者が亡くなった際に相続人が支払うか自宅を売却することで完済します。
仮に、契約者死亡後に元本が完済できない場合でも、あらかじめ金融機関と機構との間で締結した住宅融資保険契約に基づき、金融機関に残元金の全額を保険金として残債務を回収します。
●高齢者の間で利用が増えているワケ
この「リ・バース60」ですが、核家族が進む日本において高齢者にとっても、相続を受ける子どもにとってもメリットが多い仕組みといえ、また、定年が近くなったときに一般の住宅ローンからリバースモーゲージ型住宅ローンに借り換えもできることから、金融機関での相談が増えており、利用実績も2020年4月~6月の201戸から2021年4月~6月に243戸に増加しています。
(利用実績については住宅金融支援機構を参照。
https://www.jhf.go.jp/topics/press.html)
●他方でデメリットも
実績増加も含めて注目されているリバースモーゲージですが、他方でデメリットも押さえておきましょう。
①リバースモーゲージは自宅を担保に入れるわけですが、物件によっては取り扱いできないケースがあります。
②都心部では土地の評価が高いため融資限度額が大きくなる可能性がありますが、郊外では評価が低くなるため必要な資金の融資が受けられない可能性もあります。
③取扱金融機関にもよりますが多くは変動金利であるため、借入期間中に金利が上昇した場合には家計を圧迫する可能性もあります。
注目されるリバースモーゲージですが、リバースモーゲージの内容とメリット・デメリットを理解したうえで活用しないと思わぬトラブルを招きかねません。
もっとリバースモーゲージについて知りたいという方は住宅融資支援機構のホームページを是非ご覧ください。
https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/yushihoken_revmo/index.html
それでは、また明日🐍