【定例通信 第5回】投資詐欺~ポンジスキームのお話
みなさん、こんにちは!
みうさんと申します🐍
今回は前回とガラッと話を変えて投資詐欺のお話です。
タイトルにも既に書いていますが、ポンジスキームについて紹介します。
ポンジスキームについて知らない方もおられるかもしれませんので
少し具体的な例で見てみましょうか。
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Aさんはごくごく普通のサラリーマン
最近は巷でFIREという言葉をよく耳にする
なるほど、自分らしく生きられて楽しい人生なんだろうな~
本屋で立ち読みした雑誌を読むと投資の配当がかなり重要らしいけど、投資なんてしたことないしなあ...
そんなAさんのもとにとあるファンドの営業マンが声をかけてきました。
「もし、年20%以上の利回りを毎年絶対に達成できる当社イチオシの商品があるのですが、興味はおありですか?」
怪しい…突然話しかけてくるなり「年20%以上の利回り?」
投資はよく知らないけど、本を読む限り20%以上の利回りはめちゃくちゃ高いのは分かる
しかも、「絶対達成できる」とは...間違いない
これは詐欺だ
そんな怪しがるAさんの疑いをよそに営業マンは資料を出しながらこう言ってきます。
「すみません。絶対というのは少しオーバーでしたが、このファンドの実績はこちらにされている通りです。実際の購入者にも話を聞いていただけますので、もしよければ是非説明会にも参加してみませんか?もちろん無料です」
たしかに、出された資料を見る限りでは年率20%以上の配当がされているようだ。
一応、説明会自体は無料だし、怪しければ手を出さなければいいだけだし、聞いてみるか
Aさんが説明会に参加し、購入者の話を聞いてみても、配当はしっかり実施されているようだ。
しかも、購入者のなかには銀行や証券会社もいる...
信憑性がありそうだ
“もしかしたら、これはものすごいチャンスなのでは?”
Aさんはこのファンドに1000万円を投資することを決めました。
1年目は年率20%を超える22%の配当が支払われていました。
すごい!やっぱり本当だ!
しかし、2年目になると年率20%を割り込んで18%の配当しかありませんでした。
さらに3年目には8%になります。
Aさんは不安に思いますが、投資に絶対はないし、8%でもまあ良いかと思い解約せずにいました。
それから数日、Aさんがテレビをつけるとこんなニュースが
『投資詐欺 ●●ファンド 被害総額4000億円超』
なんと、それはAさんが購入したファンドです。
Aさんは慌てて担当者に連絡しますが繋がりません
結局、Aさんは最初の3年で受け取った配当以外は返ってこなかったとさ
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さて、話が長くなりましたが、これがポンジスキームといわれる投資詐欺の例です。
ポンジスキームのポイントは投資者から集めたお金から投資者の配当に充てる自転車操業の仕組みをとっており、投資者からしてみると実際に配当を受け取ったと感じるので古典的ですが、今もなお通用してしまっている投資詐欺です。
投資をする際に忘れてはいけない鉄則は
①「絶対」はない
②実績報告はいくらでも改ざんできる
③銀行や証券会社も騙される(有名な会社も参加しているから安心とはいえない)
④実際に配当されていても危険
美味しく見える投資話が持ち出された時ほどこの鉄則を思い出せるようにしましょう。
SNSなどを見ていると胡散臭い話はたくさん見かけたりするかもしれませんが、自分の資産は自分で守るしかありませんからね。
このことを肝に銘じながら一緒に金融リテラシーを高めていきましょう!
最後に、もしよかったら、いいねとフォローをいただけると嬉しいです🐍
それでは、また次回!
#ポンジスキーム #投資詐欺 #リテラシー