【定例通信 第45回】いまさら?いやいやこれから?フィンテックを整理する
こんばんは!
みうさんと申します🐍
今回はフィンテックについてのお話
数年前からフィンテックという言葉をよく聞くようになりましたが、フィンテックとはなんなのでしょうか?
金融分野で大きな影響を与えているだけに整理しておきたいテーマです。
●フィンテックとは
まずはそもそもフィンテックとはなんぞやということですが、フィンテックとは、金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。
ITといったテクノロジーと金融機関が連携しながら金融サービスを提供するという意味合いです。
●フィンテックが活用されている場面
フィンテックは大きく「融資」「決済」「資産運用」の3つの分野に分けられます。(ほかに仮想通貨もありますが)
①融資分野での取り組み
・ソーシャルレンディング
これまで金融機関から融資を受けて運転資金を確保していたが、高い金利を返すことで投資家からも募ることができるようになった。
(例:日本企業ではクラウドクレジット、米国ではLending Club、中国ではYirendaiなど)
直接融資をするわけではありませんが、先日私が申込に間に合わなかったクラウドファンディングなども関連があるかと思います。
SBIソーシャルレンディングのようにトラブルもありましたが、まだまだ事業規模が拡大する余地はありそうですね。
・個人スコア
個人スコアとは、個人情報を基に信用力を可視化したものです。
年齢や性別、職業、ネットでの売買履歴などのデータを分析し、個人の信用力をAIで可視化します。
信用力が高いといえる顧客には金利優遇なんていうサービスもどこかの企業がしていたような気がします。
(例:日本企業ではジェイスコア、米国ではFICO、中国では芝麻信用など)
個人情報の使われ方としてはかなり大胆ですね。契約に沿った活用の仕方であるとしても個人的には反対なのですが…どうでしょうかね。
②決済での取り組み
・QR決済
これは言わずもがなでしょうか。
日本でもペイペイのサービスを皮切りに競争していますね。今では楽天ペイやLINEペイなど種類も多くなっていますよね。
中国ではアリペイを中心に9割ほどがQR決済で行われているほど進んでいる分野です。
他方で米国ではクレカ・デビットカードが中心でQR決済はあまり普及していないようです。
そのため、米国でのQR決済普及が世界的な市場拡大のカギになりそうです。
③資産運用での取り組み
・ロボアドバイザー
ダンさんが聞いたら「ロボアド、ダメ、絶対」と言われそうですが(笑)、こちらもフィンテックの取り組み結果としてサービスが知られています。
日本でもウェルスナビのロボアドのCMが流れるようになってきて、聞き馴染みのある人も多いのではないでしょうか。
フィンテックというホットな分野を見据えて企業に投資をするのは選択肢としてありなのかもしれませんが、顧客としてロボアドバイザーを利用する場合には1%前後の手数料が取られることは認識しておきましょう。
もっとも、手数料も今後ロボアドの拡大競争のなかで提言する可能性はありますね。
・資産管理アプリ
金融機関の口座を一元化することで収支を整理し、家計管理に役に立つ資産管理アプリ
日本でもマネーフォワードなどがこの分野では有名ですね。
米国では「Mint」、シンガポールでは「HomePay」などが代表的とされているようです。
資産管理アプリはサブスク会員が増えれば増えるほど収益が拡大する傾向にあるため投資対象としても有力かもしれません。
以上、今回はフィンテックについて簡単にみてきました。
「フィンテック」という言葉だけ聞くとなんだか少し先の未来のような話もしますが、実生活にも結構関係していることが分かりますね。
そして、フィンテックの分野はまだまだ発展する余地がありますから、投資家としては是非とも押さえておきたい知識なわけですね。
それでは、今日はここまで!