【定例通信 第41回】現物投資の種類と特徴
こんばんは!
みうさんと申します🐍
今回のテーマは現物投資の種類
みなさんは現物投資というとどのようなものを浮かべますか?
ダンさんの動画や本を読んでいるとゴールドなどの貴金属を浮かべるという人も少なくないように思いますが、まさにゴールドは現物投資の代表的なものといえるでしょう。
今回はそんな現物投資の種類についてご紹介したいと思います。
■金地金(ゴールド)
インゴットとも呼ばれたりしますが、昔から流通している現物投資の代表ともいえるものですね。
「有事の金買い」という言葉もあるくらい、国際情勢の不安がある場合に買われる傾向があるということでポートフォリオに組み入れている人もいるのではないでしょうか。
ちなみに、日本国内における金価格はドル建てが基本のため海外の金価格と為替相場に影響を受けます。
そのため急速な円高や各国の中央銀行で金の売却などが起こると、国内の金価格も急落することがあります。
現物の取り扱いは地金商や商品取引員、百貨店や銀行となります。
金利という概念はなく、売値と買値の差も激しいことから短期売買には向かず、まさに長期的に保有することが望ましい商品といえます。
■純金積み立て
毎月一定金額で純金を購入するというものです。
楽天証券などでも純金積み立てキャンペーンが貼られたりしているのをよく目にするかと思いますが、それです。
先ほどのインゴットとの違いはまとまった資金がなくても少額から手を出すことができるという点でしょうか。
積み立てた金は売却により現金化することもできますが、コースによってはゴールドの装飾品やバー、コインなどに交換することもできます。
ドルコスト平均法が利かせられるということもあり、金投資としてはもっともポピュラーな投資方法とされています。
価格が海外の金価格や為替相場の影響を受けるという点は先ほどの金地金と同じですね。
■自動車
クラシックカーやビンテージカーと呼ばれる自動車は過去10年で最もリターンが高いものとして注目されています。
何千万の資金を転がせる富裕層はこのあたりに詳しい方が多い気がします。
私の叔父も数年前に2000万円ほどで買ったポルシェが4000万円超まで上がっているという話をしていたのを思い出しました。
もちろん、リターンが大きいということはもう一方でリスクも大きいものであるということでもあります。
富裕層がクラシックカーを好む理由としては、減価償却による節税と、価値が落ちにくいという点が挙げられます。
とはいえ、メンテナンスやスペースを確保する必要もありますので自動車に投資をする人というのはそれなりに限られた人になってくるでしょう。
■美術品
2015年1月1日以降に取得した、会社の会議室やロビーなどに飾られる絵画や彫刻といった美術品は取得価格が30万円~100万円未満であれば償却資産として経費計上できるようになっています。
この制度を知っている事業主の中には、投資と節税の両方ができるとして絵画を購入する方も多いようです。
出張買取や便利なサービスを行う買取業者が増えた今の時代は、海外のオークションを利用しなくても現金化できるためかなりチャレンジしやすい環境になってきています。
ただし、贋作を掴まされる可能性もあるとして目利きが必要になるという点でハードルは高くなります。
■太陽光発電
東日本大震災を契機として再生可能エネルギーが注目されるようになり、2012年に「固定価格買取制度」という制度が始まりました。
この制度は、国が義務付けた固定価格買取期間を基に電力会社と契約するものです。
そのため、売電する側としては固定価格買取期間中は決まった単価で売却できます。
当初は売電価格も高く、太陽光発電システムの減価償却も即時償却が可能であったということから多くの人たちが太陽光発電の導入しました。
現在では「完全に投資目的のもの」については即時償却を認めないこととなっており、売電価格も1kwあたり40円から大きく下がっているため、当初ほど旨みのある投資とは言えなくなってきています。
ただ、太陽光発電システムの導入費用も下がっているため利が無いというわけでもなく、長期で見るべき投資といえそうです。
ちなみに、固定価格買取期間を経過後に、電力会社に売電しようとする場合には、電力会社と個別に契約を結ぶことになりますが、その時の売電価格は1kwあたり10円ほどとなりますので、収益は下がる傾向にあります。
また、経年により価値も下がるため、キャピタルゲイン向きの商品ではありません。
以上、今回は現物投資の種類についてお話させていただきました🐍