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【定例通信 第36回】デリバティブ(派生商品)を学ぶ②~先物について~
こんばんは!
みうさんと申します🐍
みうさん
2021年10月10日
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【定例通信 第36回】デリバティブ(派生商品)を学ぶ②~先物について~ こんばんは! みうさんと申します🐍 今回は前回(https://postprime.com/miusan/posts/269384)に引き続きデリバティブのうち「先物」についてです。 【先物取引とは】 先物の取引とは、3カ月後、6カ月後など、将来の特定日に行う商品の受け渡しと代金決済の条件を、現時点で契約してしまう取引のことをいいます。 先物取引が行われる基本的な目的は、「価格変動のリスク」を避ける点にあります。 前回、デリバティブの利用目的として①リスクヘッジを挙げていましたが、先物取引はまさにリスク管理を目的として利用されているわけですね。 先物取引には金融先物取引・債券先物取引・指数先物取引などがあります。 もともと投資の世界でのリスクヘッジを目的として派生してできた商品がデリバティブ(派生商品)ですから、株式や債券などの金融商品についてほぼほぼ先物取引もあるということですね。 先物取引の仕組みのおおむねのイメージを掴むためのものとしては今回の画像に添付したものになりますので、まずは基本的な考え方を押さえておきましょう。 【取引の流れ】 とはいっても、実際の取引の流れってどんな感じなんでしょうか? ということで簡単に見てみましょう。 以下は、JPXのHP(先物取引について | 日本取引所グループ (jpx.co.jp))をもとにしておりますので、詳しく知りたい方は是非ご覧ください ①先物取引の売買契約が成立 →上の画像だと、料理店と農家が1カ月後の野菜の売買契約を締結する段階ですね。 この段階では金銭のやり取りはありません。 ②期間中の反対売買による決済 たとえば、15,000円で日経225先物を1枚買ったら15,100円に値上がりしたとしましょう。 当初の先物取引では満期に決済を行いますが、満期前の段階で利益を確保したいと考えた場合に、転売します。 すると、「(15,100円-15,000円)×1,000(取引単位)×1枚」=10万円 の利益を得ることができます。 ③満期日による決済 先物取引の満期日まで②の反対売買をしなければ自動的に決済されます。 先の例だと15,000円で買って保有し続け15,100円で満期日となったとすると、そこで自動的に決済されますので、そこで損益が確定されます。 先物取引の流れはおおむね上記①~③となりますが、細かなルールがありますので、先物取引をやってみたいという方は、先ほど貼ったJPXのHPを参照いただきたいと思います。 今回は先物の基本的な考え方と簡単な流れについて学んでおくというもので、先物取引を勧めるものではありません。 個人的には、まずは先物取引の考え方を理解したうえで、先物ポジションが意味するところに想像を巡らせて自分の投資分析に役立てられるようになればOKかなと思っています。 それでは、今回はここまで!