10月7日の日本株は、3日ぶりに反落しました。
前日までの上昇で日経平均は7万円台を回復していましたが、この日は利益確定売りが広がり、値下がりする銘柄も増えました。
ただ、今回の地合い観測で一番大きかったのは、日本株の下落そのものではありません。
VIXの警戒サインが一つ解消したことです。
VIXは「逆風」から「混在」へ
これまでVIXでは、
- MACDのゴールデンクロス
- SARの上昇判定
この2つを警戒材料として見ていました。
10月7日の観測では、そのうちMACDがデッドクロスしました。
つまり、事前に決めていた
「MACDかSARのどちらかが戻れば、VIXの判定を見直す」
という条件に初めて到達したことになります。
そこでVIX層は、
「逆風側」から「混在」へ
一段戻しました。
ここはルールどおりです。
ただし、SARはまだ上昇判定のまま。
MACDのデッドクロスもまだ1日目なので、すぐに元へ戻る可能性はあります。
VIXは改善方向ですが、まだ「完全に安心」と言える状態ではありません。
それでも総合判定は「守り」
VIXが改善したなら、「様子見」に戻してもよさそうに見えます。
でも今回は、総合判定を**「守り」継続**としました。
理由は、10月6日に判断ルールを一段進めていたからです。
その時点で、
「VIXだけ改善しても、信用需給と合わせて再評価する」
と決めていました。
そして今、信用需給にはまだ気になる点が残っています。
信用売り残は、これまで分水嶺として見ていた8,000億円を下回ったままです。
今回は権利落ちの影響が含まれているため、その数字だけで「需給が完全に悪化した」と決めつけることはできません。
ただ、無視できる変化でもありません。
本当に需給のクッションが薄くなったのかは、次の信用残で確認する必要があります。
日本株の中身も少し悪化
10月6日は、値上がりが市場全体に広がる強い相場でした。
ところが10月7日は一転して、値下がりする銘柄が多くなりました。
半導体などの値がさ株が下げを主導し、TOPIXも下落。
しかも、値下がりした日に売買代金は増えています。
これは「閑散とした中で少し下がった」というより、ある程度売買を伴って下げた日だったと見ています。
とはいえ、まだ1日です。
ここから下落が続くのか、それとも単なる利益確定で終わるのかは、もう少し見ていく必要があります。
空売り比率は40%台へ戻った
空売り比率は、前日まで40%割れが続いていましたが、10月7日は40%台へ戻りました。
以前から、
「空売り比率が40%を割ると、その後ピークアウトしやすいのでは?」
という仮説を検証しています。
ただ、今のところは40%を割ったあとも日経平均は高値圏を維持しています。
そのため、今回も
「40%割れ=天井」
とは判断しません。
引き続き、検証データとして記録していきます。
今は「改善したけど、まだ待つ」
現在の状態を整理すると、
VIX=混在(改善方向)
信用需給=警戒
市場内部=10月7日は悪化
です。
少しずつ良い材料は増えています。
でも、まだ全部が同じ方向を向いているわけではありません。
だからこそ、今は
「良くなってきたから買う」ではなく、「条件がそろったら買う」
という姿勢を続けます。
次に見るのは、
- VIXのMACDのDCが続くか
- SARが反転するか
- 信用売り残が8,000億円台へ戻るか
- 市場全体の下落が1日で終わるか
このあたりです。
VIXは一歩改善しました。
でも、地合い全体としてはまだ「守り」。
焦らず、次の確認材料を待ちます。