① VIX:米国市場はレーバーデーで休場
直近取引日9/4の確定終値14.53を据え置き
低位圏を維持しており、現時点では恐怖の本格的な高まりは確認できません
ただし9/7の日本株上昇に対する米国市場の反応はまだ出ていないため、9/8のVIXと米国株の動きを待って再判定します。
② 空売り残高:8,250億円(8/28申込現在、前週比−711億円)/8,000億円超は維持
二市場の信用売り残は8,250億円。下値クッションの目安である8,000億円を上回っていますが、前週から711億円減少し、余裕は約250億円まで縮まりました。
一方、信用買い残は6兆5,293億円へ増加し、信用倍率も7.91倍へ上昇しています。下値の買い戻し余力は残っているものの、信用買いによる上値の重さが増している状態です。
次回更新で売り残が8,000億円を割るか、買い残の増加が続くかが重要です。
③ 先物手口(投資の森・9/7、取引量):ソシエテ21,342枚、ABNアムロ16,139枚、野村12,067枚
日経225先物9月限の日通し取引量は、ソシエテ・ジェネラルが21,342枚、ABNアムロが16,139枚と欧州系HFTが上位。野村も12,067枚と大きく、9月11日のメジャーSQを前に商いが活発化しています。
ただし、これは取引量であって買い越し・売り越しの方向ではありません。「外資が大量に買った」とは判断できず、値がさ株への買いと先物主導の指数上昇が重なった可能性までの評価にとどめます。
④気づいた異変:日経+2.12%に対してTOPIX+0.55%、値下がり銘柄が過半数
今日最大のポイントです。
日経平均は66,399.84円まで上昇しましたが、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロンの3銘柄だけで、日経平均を1,000円あまり押し上げました。
一方、東証プライムは、
値上がり:633銘柄
値下がり:885銘柄
横ばい:37銘柄
で、指数が大幅高にもかかわらず、値下がり銘柄が全体の約56%を占めました。
グロース250指数も−5.21ポイントです。
業種別では、海運、ガラス・土石、電気機器、非鉄金属、情報通信、機械などが上昇。一方、医薬品やサービス、ゲーム関連の一角は弱く、同じ情報通信でもSansan、ラクス、マネーフォワード、SHIFTなどSaaS系には大幅安が目立ちました
つまり、今日は「ハイテク・グロース全面高」ではありません。AI・半導体と一部値がさ株へ資金が集中する一方、その他の銘柄からは資金が抜ける二極化相場です
▶ 日経終値:66,399.84円(+1,378.90円、+2.12%)/TOPIX:4,125.80(+22.57、+0.55%)/NT倍率:約16.09倍
▶ 一言:日経は半導体株主導で66,000円台を回復したが、3銘柄で上昇幅の大半を占め、プライム市場は値下がり超過。VIX低位と売り残8,000億円超は追い風だが、信用買い増加と指数・騰落数のねじれには注意。
「様子見」を継続し、値がさ株の高値追いは避ける。