10月6日の日本株は、かなり強い一日でした。
日経平均は終値で7万円台を回復。値上がりした銘柄も多く、前日のように一部の大型株だけが引っ張った相場ではなく、上昇が市場全体に広がりました。
ここだけを見ると、「そろそろ守りを解除してもいいのでは?」と思いたくなります。
でも、今回の判定は**「守り」継続**です。
理由は、株価以外の部分にまだ気になる点が残っているからです。
日本株そのものはかなり強い
まず、日本株側は明確に改善しています。
前日は半導体や値がさ株が相場を引っ張る色が強かったのですが、10月6日は銀行、非鉄、精密機器などにも買いが広がりました。
値上がり銘柄の割合も大きく増えています。
つまり今回は、
「指数だけが強い」のではなく、市場内部も強かった日
と見てよさそうです。
ここは素直に評価したいところです。
VIXの警戒サインは弱まっている。でも、まだ消えていない
一方、地合い判定で重視しているVIXには、まだ警戒サインが残っています。
MACDのゴールデンクロスは、かなり差が縮まりました。
見た目には、もうデッドクロスしてもおかしくないところまで来ています。
ただし、まだ実際には解消していません。
SARも引き続きVIXの下にあり、上昇判定が続いています。
ここで大事なのは、
「もうすぐ戻りそう」と「実際に戻った」は別物
ということです。
先回りして判定を変えてしまうと、せっかく事前に決めたルールが曖昧になります。
なので、VIXについては「警戒の勢いは弱まっているが、解除はまだ」と判断しました。
信用需給には新しい警戒材料が出た
そして10月6日に新しく気になったのが信用需給です。
信用売り残が、これまで分水嶺として見ていた8,000億円を下回りました。
これは無視できません。
売り残が多い状態は、将来の買い戻しにつながる可能性があり、相場の下支えになることがあります。
その売り残が減ってきたということは、これまであった「需給のクッション」が薄くなってきた可能性があります。
ただし、今回は権利落ちの週です。
配当や優待を取るためのつなぎ売りが解消された影響も含まれているため、
「8,000億円を割ったから、需給が完全に悪化した」
とまではまだ言えません。
ここは次回の信用残でもう一度確認する必要があります。
10月5日までとは判断構造が少し変わった
ここが今回、一番大事なところです。
10月5日までは、
「VIXのMACDかSARが戻れば、守り解除を再評価する」
という見方でした。
ところが10月6日は、信用需給にも警戒材料が加わりました。
そのため、今後VIXが改善したとしても、
VIXだけを見て自動的に「様子見」へ引き上げるわけにはいかない
と考えています。
これからは、
- VIXが本当に転換したか
- 信用売り残が再び積み上がるか
- 信用買いが増えすぎていないか
- 市場全体の上昇が続くか
このあたりを一緒に見て判断します。
空売り比率は低下。でも天井サインとは決めつけない
空売り比率は40%を下回る日が増えています。
私の検証では、「空売り比率が40%を割ると、ショートカバーの燃料が減って相場がピークアウトしやすいのでは?」という仮説を追っています。
ただ、今のところは、その仮説どおりには動いていません。
40%を割ったあとも日経平均は上昇しています。
だから今回も、
「40%割れ=天井」
とは判断しません。
あくまで検証用の材料として記録を続けます。
まとめ
10月6日の日本株は強かったです。
日経平均は7万円台を回復し、上昇も市場全体に広がりました。
株価だけを見るなら、かなり前向きに評価できる内容です。
でも一方で、
VIXの警戒サインはまだ残っている。
信用売り残は8,000億円を割った。
という、無視できない材料もあります。
今は、
「相場は強い。でも、守りを解除する条件はまだそろっていない」
という状態です。
強い相場を見ると、どうしても乗り遅れたくなくなります。
でも、そこで条件を曲げて追いかけると、あとで振り返る基準がなくなります。
だから今は、
上がっているから買うのではなく、条件が整ったら買う。
この姿勢を続けます。