10月5日の日本株は、かなり強い一日になりました。
日経平均は大きく上昇し、一時は7万円台に乗せる場面もありました。半導体や値がさ株を中心に買いが入り、見た目だけなら「そろそろ攻めてもいいのでは?」と思いたくなる相場です。
でも、今回の地合い判定は**「守り」を継続**しました。
理由は単純です。
株価が上がったからではなく、事前に決めていた条件で判断するためです。
日本株は明らかに改善した
まず、日本株そのものは良くなっています。
前営業日の全面安から一転して、10月5日は大きく反発しました。値上がりする銘柄も増え、市場全体の雰囲気は明らかに改善しています。
ただし、中身を見ると少し偏りがあります。
上昇を強く引っ張ったのは、半導体や一部の大型株でした。
日経平均の上昇に比べるとTOPIXの上げ幅は小さく、「市場全体が一斉に強くなった」というよりは、強い銘柄が指数を押し上げた一日という印象です。
これは決して悪いことではありません。
ただ、指数だけを見て「全面的に地合いが良くなった」と判断するには、もう少し確認したいところです。
VIXは下がった。でも警戒サインは残っている
今回、一番大事にしているのがVIXです。
VIX自体は大きく下がりました。
ボリンジャーバンドの中央線を下回り、RSIも低下。MACDの勢いも弱くなっており、警戒感は明らかに後退しています。
ここだけを見れば、かなり良い変化です。
ただし、10月2日に「守り」へ変更したときに確認していた、
MACDのゴールデンクロス
SARの上昇判定
この2つは、まだ残っています。
つまり、
VIXは落ち着いてきた。けれど、警戒解除の条件までは届いていない。
今はそんな状態です。
上がったからルールを変えない
今回、一番大切にしたいのはここです。
もし日経が大きく上がったからという理由だけで「守り」を解除してしまうと、あとから都合よくルールを変えることになります。
それでは、今後の検証ができません。
私がこの地合い観測でやりたいのは、
相場を当てることではなく、事前に決めた条件が本当に役立つのかを積み上げて確認すること。
だからこそ、上昇相場でも条件が整っていなければ待ちます。
逆に、今後VIXのMACDやSARが戻れば、その時点で素直に判定を見直します。
「守り」を正当化し続けるつもりもありません。
信用需給は今のところ悪くない
信用需給については、現時点では悪い形ではありません。
売り残は十分に積み上がっており、買い残も極端に膨らんでいるわけではありません。
踏み上げという意味では、まだ下支えになり得る状態です。
ただし、今回見ている信用残は少し前のデータです。
権利落ち後の新しい信用残が更新されれば、売り残がどの程度減ったのか、買い残が増えていないかを改めて確認したいと思います。
ここは次の地合い判断でかなり重要なポイントになります。
今は「守り解除に近づいている段階」
10月5日の地合いを一言で表すなら、
「守り継続。ただし警戒はかなり後退した」
です。
日本株は強くなりました。
VIXも落ち着き始めています。
市場の広がりも前営業日より改善しています。
なので、10月2日の「守り」と10月5日の「守り」は、同じ言葉でも中身は少し違います。
今は、
守りながら、次に攻められる条件がそろうのを待っている段階
と考えています。
今週はSQ週でもあります。
ここでVIXのMACDやSARがどう動くか。
さらに、信用残や投資部門別の新しいデータがどう変化するか。
このあたりがそろってくれば、次の一手も見えやすくなりそうです。
焦って追いかけるより、条件がそろったところで動く。
しばらくは、その姿勢を続けます。