9月18日の日経平均は大きく上昇し、6万5,000円台を回復しました。
見出しだけなら、「日本株は強い一日だった」と感じますね。ところが、東証プライムで値上がりした銘柄は、およそ3分の1。TOPIXも小幅に下落しました。
指数は大幅高なのに、多くの銘柄は下がっている。今日は、この違いが気になる一日でした。
私の判断は、引き続き「守り」です。ただし、改善した材料もあります。よい変化と気になる変化を、分けて整理しておきます。
昨日の「広がる株高」は続かなかった
前日の記事では、値上がりする銘柄の広がりが2日連続で改善したことを評価しました。
そのうえで、次に確認したかったのは「この広がりが続くか」という点です。
今日の結果は、その期待とは違いました。日経平均は上がったものの、プライム市場では値下がり銘柄が多数となり、業種別でも下落が目立ちました。
ただ、昨日までの改善を間違いだったことにする必要はありません。昨日は幅広く上がり、今日は上昇する銘柄が絞られた。まずは、その変化を記録します。
過去の見方を守るために、今日の違いを見過ごさないようにしたいところです。
日経平均と、自分の持ち株の景色が違う理由
日経平均は、構成銘柄が同じ割合で影響する指数ではありません。特定の銘柄の値動きが、指数を大きく動かすことがあります。
今日は半導体関連の一角が、日経平均を強く押し上げました。その一方で、多くの銘柄や業種は下落しています。
「日経がこんなに上がっているのに、自分の株は上がらない」という状況も、不思議ではありません。
だから私は、日経平均に加えて、TOPIXや値上がり・値下がりの銘柄数を見るようにしています。指数の勢いが、どのくらい多くの銘柄に届いているかを確かめるためです。
なお、グロース250は上昇していました。市場全体が一様に弱かったわけでもなく、買われる場所と売られる場所の差が大きかった、と受け止めています。
VIXの低下は、素直に好材料として見る
一方、改善したのがVIXです。
VIXは米国市場の予想変動率を表し、「恐怖指数」とも呼ばれます。今回参照した値は大きく低下し、これまでの警戒感が和らぐ動きが見られました。
守りを続けているからといって、この改善まで小さく扱うつもりはありません。
ただ、低下が続くかどうかは、まだ確認が必要です。直近にも大きく下がったあと、翌営業日に反発したことがありました。
もちろん、前に反発したから今回も同じ結果になるとは限りません。今回は前回より落ち着きを示す変化も出ています。
「今日は改善した」と認めながら、「その改善が続くか」を見る。この二つを両立させたいと思います。
信用需給は、次の更新を待つ
信用取引のデータは、前週分から更新されていません。
直近の週次データでは、信用買いの残高が増え、集計上の含み損も広がっていました。株価が戻ったところでの売りや、下落した場合の損切りにつながる可能性があるため、引き続き気にしています。
ただし、それは前週時点の話です。
今週は日経平均が回復しましたが、信用取引で買われている個別銘柄も同じように戻ったとは限りません。反対に、すでに売却して整理が進んでいる可能性もあります。
今の段階で「改善した」「悪化が続いている」と決めず、次の更新で確かめます。
毎日動く株価と、週に一度更新される統計。その時間差を忘れないようにしたいですね。
連休前は、追いかけるより条件を確認する
今日は日銀の利上げ決定もありました。
その後の円安や株高を見ると、「利上げなのに、なぜ?」と思うかもしれません。相場は決定内容だけでなく、事前の予想との差や、その後の見通しにも反応します。今回の動きを、そのまま次回にも当てはめないようにします。
私自身は、連休前に新規の買いを増やさず、保有株の撤退条件や許容損失を点検する方針です。
これは、連休明けに下がると決めているからではありません。VIXの改善を評価しつつも、国内の幅広い株高が続かなかったことを確認したいからです。
連休明けに注目するのは、次の3点です。
- 値上がりする銘柄の広がりが戻るか。
- VIXの低下が続くか。
- 更新される信用データに改善が見られるか。
日経の大幅高には、つい気持ちが動きます。それでも、買う条件が整っているかは、自分のルールに戻って考えたいところです。
改善した部分は認める。気になる部分は次に確かめる。連休明けも、その積み重ねで見方を更新していきます。
※本記事は9月18日の日本株を中心とした振り返りです。VIXは米国9月17日に対応するアプリ参照値、信用データは9月11日基準であり、観測時点は異なります。