【日経新聞:JR九州、500万会員生かし金融サービス SBI提携で非鉄道収入伸ばす】
JR九州は25日、銀行や証券など複数の金融サービスを提供するアプリを開発すると発表した。
SBIホールディングスと業務提携し2027年度にも提供する。
沿線人口が減るなか、鉄道の顧客基盤を活用して金融を新たな事業の柱とする。
同社は同日までにSBIグループ4社と金融事業での提携で基本合意した。
今後、SBI新生銀行の銀行代理業を担うため福岡財務支局に許可申請の手続きを行う。
JR九州の「JQ BANK(仮称)」は、SBIが開発を進める総合金融アプリを基盤とする。
ポイントサービス「キューポ」や交通系ICカード「SUGOCA(スゴカ)」と連携して、銀行や証券、保険のほか暗号資産(仮想通貨)などの幅広いサービスを提供する。
29年度までに20万口座の獲得を目指す。
JR九州は鉄道や不動産、小売りなど幅広い事業を展開する。
古宮洋二社長は同日の記者会見で「九州の人口減少が進むなかではさらに事業の幅を広げていかなければならない」と強調した。
物価上昇により鉄道網の維持にかかる負担も重くなっている。
鉄道予約アプリやポイントサービスの会員数は500万人に上る。
鉄道利用客との接点を金融分野に広げるため24年ごろから検討を進めてきた。
住宅ローンの特別金利や預金残高に応じたポイント付与、ポイントでの株式や投資信託の購入といったサービスを提供する。
連結売上高の約6割(26年3月期)を占める非鉄道部門の収入拡大につなげる。
JR西日本など鉄道会社の金融サービス参入が相次ぐなか、JR九州は後発となる。
総合的なサービスを提供することで競合との差異化を図る。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC244LF0U6A920C2000000/