【日経新聞:JDI、バイオ研究装置の基板を量産 ディスプレー技術を創薬に活用】
ジャパンディスプレイ(JDI)は4日、バイオ医薬品の研究装置向けの特殊なガラス基板を開発したと発表した。
ディスプレー技術を創薬分野に応用し、新たな収益源に育てる。
9月にも量産を始めて2031年3月期に売上高45億円を目指す。
同日、都内で製品発表会を開いた。
明間純社長は「ディスプレーの世界で磨いた技術をライフサイエンスの新たな領域に展開して社会課題の解決に役立てていく」と述べた。
バイオ分野の検査装置を手掛ける米CyteSi(サイテシー)の装置に特殊なガラス基板を供給する。
基板に電気を流すことで、血液など液体の混合や分離といった作業を自動化できる。
これまではピペットを用いた手作業が中心で生産性に課題があった。
ガラス基板は石川工場(石川県川北町)で製造する。
27年3月期は売上高4億円を見込む。
将来は部品供給だけでなく、研究装置の販売代理事業も始める予定だ。
JDIはディスプレー事業の低迷などで慢性的に赤字が続いている。
経営再建へ向けて24年に「BEYOND DISPLAY戦略」を発表した。
半導体やセンサー関連などの事業領域拡大に注力する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC043QU0U6A900C2000000/