機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096もabemaで期間限定全話無料ですよ
にかこつけて誰もついてこれないMS飛行史について語る
https://abema.tv/video/title/13-66
以下は厄介オタクが妄想を元に一人わめきちらかす内容なので、
そんなものを読んでないで、上記リンクよりガンダムユニコーン本編をお楽しみください。
MS飛行史あるいは、
「なぜ動く戦争博物館は物語において重要なロニとバナージの心の交流を省いてまで挿入されたのか」
この投稿は前提知識として
・MS-V
・Zガンダム
・08小隊
・ユニコーン
を必要とし、見てもいないことをさも見てきたかのように語る
マニアックすぎる投稿なので誰も読まなくてよいです。
ただ、考察系ガノタが跋扈する現代においても
誰も語っていないのでわたしが書いて残しておかねばならぬ。
主人公バナージが人の革新たるニュータイプとして目覚めるにおいて重要な
ロニと心の交流を省いてまで、無名のパイロットが駆るバイアランカスタムが
活躍するのはなぜなのか。そこには単に視聴者サービスで片付けられない
理由がある(とわたしは見ている、勝手に。)
さて、上記を語るにあたって、前提を整理しておく必要がある。
・グフ飛行試験型は空を飛べない
さて、機動戦士ガンダムは今でこそ連綿と続く大人気作品だが、
なんと初回放送時は打ち切りとなった不人気作品であった。
子供向けの視聴率が振るわなかったためだが、放映終了後
プラモデル人気から中高生やその上の層に火がつき
劇場版などの再燃に繋がって行った。
その燃焼材料の中心となったのがプラモデル、ガンプラ。
そしてモビルスーツバリエーション、MS-Vシリーズである。
本編中に登場しなかったMSを、少しミリタリーに寄せたディテールアップと、
戦場の中心たりえなかったちょっと哀愁ある設定を添えて発売されたシリーズだ。
その中にグフ飛行試験型はあり、”ホバーは出来たが飛行は出来なかった”
という失敗機エピソードがリアリティを求めていた中高生の心を熱くした。
そう、ガンダム世界において、モビルスーツは(ガンダムをもってしても)
空を飛べなかったのである。
・最初に人型で飛行したMSはバイアラン
それまでのMSは移動には母艦への搭載か、飛行支援ユニットに頼る必要があった。
ガンダムの次に時間をおいて公開された続編、Zガンダムでは
物語中盤から、変形により空気抵抗を減らし推力を後方に集める事で飛行するタイプが登場する。
ギャプラン、アッシマー、そしてZガンダムなどがそれらにあたる。
だが短時間ながら人型のまま飛行できるMSとしてはバイアランを待たねばならなかった。
その後、ガンダム作品はZZ、逆襲のシャア、ポケ戦争、0083、F91と厚みを増していき、
後付け設定がなされたりはするものの、基本的なMS発展史…
全天視界モニター、サイコミュ、ミノフスキークラフトなどのエポックメイキングな技術の登場時期は
守るられていたのであった。(Iフィールドなど一部例外はあるものの)
・グフを飛ばすな
第08MS小隊は地上戦描写の豊富な作品として人気の作品だが、一部の厄介マニアには受けが悪い。
オデッサで量産される前にジムが登場する上に歴戦のパイロットという設定が時系列を無視していると悪評になった。それに輪をかけたのが空飛ぶグフフライトタイプである。
Zどころか1年戦争真っ最中の時期であるにもかかわらず、グフが飛んでしまっている。
グフ飛行試験型は飛べなかった。あの哀愁あるエピソードはどこへ行ってしまったのか。
批判にさらされた製作側はあれはジャンプであると苦しい言い訳をしたが、
まぁ見ればわかる。飛んでいる。
厄介マニアはたいそう憤慨したであろう。
(ただしフライトタイプではないグフB3で空中戦するノリスはバカカッコイイ。)
なお、余談ではあるが、MS08小隊ではOP映像中に
シールドに砲をたてかけて撃つ… ように見える描写があり、
楽曲である「嵐の中で輝いて」に因んで「輝き撃ち」などという名称がついている。
プラモデルのパッケージなどでも再現描写があるほか、
そのようなポーズがとれるよう補助パーツがついたりするが、これは誤解である。
ただ単にシールドはおいてあるだけで、その向こう側で撃っているだけであり、
立てかけて撃っているわけではない。
・動く戦争博物館 あるいはジオン怪獣大行進
さて、漸く本題である。
原作小説ではバナージはジンネマンと地上に降りた後、ロニと交流を深めるシーンが続く。
これがシャンブロの破壊を躊躇い、また、後に運命に抗い意思を貫くという決断に繋がる
重要な心理描写なのだが、これが省かれてジオンMSの活躍シーンが長めに取られている。
これは一般に映像作品でありスポンサーの為にもMS活躍シーンがとられたと理解されている。
https://abema.tv/video/episode/13-66_s1_p11
https://abema.tv/video/episode/13-66_s1_p12
だがそれだけで説明するには結構大きめな変更なのです。
・なぜか無名のパイロットが駆るバイアランカスタムが大活躍
・”ジャンプ”するジオン機と”飛行”するバイアランカスタムと対比される戦闘スタイル
・”輝き撃ち”っぽいポーズで射撃するネモ
お分かりいただけるだろうか。
そう、これらは第08MS小隊でゆがめられてしまったMS飛行史に対する無言の抗議であると同時に、架空の話であれ丁寧に描く事への執着と執念の現れなのである。
そういう製作スタッフさんの魂の咆哮であるのだ!
こ う い う の を 見 た い ん だ よ
なお、この後、MS飛行史は閃光のハサウェイで”ミノフスキークラフトのMSサイズへの小型化”という段階を進んでいくことになる。こうした設定による制約が随所に描かれてこそ面白さが増すというものなのではないだろうか。
おい、アトラス!今の話聞いてたか!?
#アニメ
#ガンダム
#めめみん雑談
厄介オタクの妄言に最後までお付き合いいただいた方、
もしいらっしゃったとしたらありがとうございます。
はー 厄介厄介!
一億万が一、わかるーっ って方いらっしゃったら語り合いましょう!居ないか!
http://www.gundam-unicorn.net/tv/