■FRB利上げ 75bp予想が増えてきた■
FED Watchを定点観測していますが、先日のCPI発表から、次回以降のFOMCでの75bp利上げ予想が増えてきました。
https://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/countdown-to-fomc.html
ぜひ直接確認してみてください。
これまでは、6,7月のFOMCでの50bp利上げまでは織り込まれていました。
9月以降は、「利上げ打ち止め」または「景気後退に伴い利下げ」というやや楽観的な観測も一部出ていました。
しかしながら、今回新たに75bpの予想が台頭してきました。
しかも、9月以降の利上げ継続の予想も出てきています。
ちょっとこれは、株価にとっては良くない傾向ですね。
まずは次回のFOMC(6月14日・15日)で、FRBがどのように差配するかが問われますが、、、
目先の週明け以降は、大きめのリスクオフとなる可能性が高いのではと考えます。
何らかの形で、75bpの利上げを否定する観測が出てこないとも限りませんが、少なくとも投資家のセンチメントは悪い方向に傾いています。
また、次回FOMCでの利上げ幅が50bpだった場合、素直に考えればポジティブサプライズになりそうです。
ただし、「FRBが日和って甘めの利上げ幅にしたが、今後のインフレ制御の手綱捌きへの不安感が台頭した。」的な観測で梯子外しが行われる可能性もちょっとあるかなと考えています。
いずれにせよ、次回FOMCでのパウエル議長のコミュニケーションが重要となりそうです。