相場の分析と環境認識 4/25
米株式相場は決算を警戒してポジションを外す動きが見られ、大きく下落することとなった。10年債利回りは2.9%と金利の高さから株式相場の上値が重いのは確かだが、この水準に達したのは4/19であり、そこから動きはない。利上げの織り込みも50bp→75bp→50bpを織り込んでいるので、ここからさらに織り込みはさすがに過剰に思える。パウエル氏のタカ派発言でも動かなかったので、今回の下落は利上げや金利による売りではなさそうだ。米決算も本格的に始まるのは今週からで、GAFAMの決算発表も今週に集中している。警戒売りであろう。私は金利の頭打ちから株式相場はジリ上げすると思っていたが、私が思っている以上に市場は警戒しているようだ。考えを改めなければならない。とりあえずは決算の内容を見極めるほかにない。インフレの波に乗って価格転嫁を適切に行えば今回のTeslaのように業績がかなり伸びてもおかしくない。しかし決算でこけてしまった場合はかなり落ちそうだ。金利で魅力の減退した株式を買うのは成長に期待しているからだ。それすらないのなら買う理由などなくなってしまう。
28日には日銀政策決定会合次の週にはFRBやBOE等々の金利発表が控えている。ほとんど市場は織り込んでいるので日銀が緩和を緩めるとか、FRBやBOEが75bp利上げするとかサプライズが無い限りはそこまでマーケットは荒れないと思っている。むしろ、織り込みすぎで事実で売る動きがないか不安である。
仏大統領選はマクロン氏の勝利となった。これで為替相場は一先ず波乱を逃れそうだ。相場はすでに乱高下でポジション調整が進んでいるので、あまりユーロ買いにはならないかもしれない。
コモディティは週末と言うことも会って軟調な動きだ原油や貴金属は一旦売られているが、実需やインフレを考えると、そこまでは下がらないだろう。むしろ下げすぎれば買いたい。依然として目線は変わらずで、これらの価格が下がるにはしばらく先と見ている。金先物は1930ドルで追加でロングした。今週以降は決算やら指標発表やらで市場全体が荒れるかもしれないので、これ以上のポジションは持たずに静観したい。
原油は下げ待ちだ。ボラティリティが無くなってきた。原燃ガスも支払いの抜け道が出来たことで6.5ドルのサポートまで落ちてきた。天然ガスはファンダで上下に荒れているので手出しは控えたい。原油も中途半端な価格帯で止まってしまったので静観だ。
為替は英小売売上高が悪化したことでポンド売りが非常に目立った。BOEの利上げが50bpと期待されていただけにポンドはユーロに比べて底堅い動で、買っている人もそれなりにいたと思われる。材料が出たことでロスカットを巻き込んだ売りが発生した。最近の為替は荒れる動きでユーロもECB副総裁の発言で急騰したりと下手に手を出すと痛い目に合いそうだ。
今はドル円のロングとユーロドルのショートを握っている。ドル買いが今一番安定していると判断したためだ。28日に日銀、5月に入ると各国の政策金利の発表が控えているので今からポジションを持つのはリスクである。はっきり言って今は積極的に取引をしたくない。(デイトレなどの超短期を除く)
黒田総裁はワシントンでの中央銀行総裁会議で強力な緩和を継続と明言したので、サプライズは無い可能性が非常に高いと思っている。ここを無難に超えれば少し買い戻された円もまた売られるかもしれない。少なくとも円を買うポジションは非常に不利なので止めた方が良い。
総じると、株も先物も為替も今からポジションを構築するのは薦めない。大きな材料を前に市場がかなり警戒しているからだ。特に株式相場はセンシティブなので決算内容には注目だ。下手に下げたところを買ったり上げた所を売ったりすると持っていかれるかもしれないのでポジションは持たない。
【雑談】
相場が荒れておりますな。ここまで米株指数が落ちてくるとは思っておりませんでした。材料なしでここまで下げるとなると、ポジションを落としてキャッシュを貯めている人が多そうだ。
今は手を出さないのが無難そうですね。個人投資が唯一、機関投資家に勝ることのできる戦略であるノーポジと言うやつです。私はポジションを持っちゃってるのでそのまま突撃しますが、ここから新たに持ちたくはないですね。
よってGWはがっつり休むつもりです。家族旅行に出かけますので4/27~5/8まで投稿を休みます。(日銀後の29日は投稿するかも)