相場の分析と環境認識 5/12
米CPIは予想を若干上回る結果となり、株やコモディティ、仮想通貨が大きく売られてドル買いが加速した。CPIの結果が今後の利上げに大きく影響することから注目度が高まっていただけに動きも激しい。
ダウ(-1.02%)S&P500(-1.65%)ナスダック(-3.06%)株式相場は厳しい動きが続きそうだ。トレンドは明確に下落であるが、すでにかなりの下げ幅なので売り向かうのも怖い。CPIが予想より高い値が出たのは確かだが、エネルギーと食料品を除いてインフレが緩やかになってきた。NY時間からはドル買いの流れが反転して米10年債利回りは結局3%を割り込んでしまった。NY勢はここからさらに金利の上昇を織り込んでいくとは思っていないようだ。下手に売りで追っかけると底で売る可能性もありそうで怖い。少し長い目線である程度下げたところで買い向かう方が良いかもしれない。
仮想通貨も大きく売られてた。BTC(-7.5%)ETH(-11.8%)BTCが2万9000ドルの昨年7月の安値を割ってしまった。次のサポートは2万4000ドルだ。ここまで落ちてくれば長期でさらに買いを入れる。その次は2万ドルだ。ETHはかろうじて2000ドルのサポートを守っている。次のサポートは1680ドルだ。ここまで落ちたら買い増す。
仮想通貨は米株の影響を受けてしまうので、しばらくはナスダックの動きを見て判断したい。米金利が今後も上がっていくので今年は下落相場になりそうだが、いい買い場になるだろう。なるべく安い値で今年はせっせと買い集めたい。
原油は相変わらず強いWTI(+5.84%)。CPI直後のドル買いでコモディティは軒並み下げていたが、原油だけが下げてこなかった。原油価格が非常に下げにくいことが今回の動きで証明されたと言える。原油は下げれば買いだろう。ブレント原油(-4.64%)はWTIとの乖離がここで修正された。WTIとブレント原油がちらほら連動が外れて動くことがあるが結局はすぐに修正されてしまう。エネルギー不足は欧州の方が深刻だからとブレント原油を取引するべきだと言う人もいるが、乖離は修正されるので関係ない。私はなじみのあるWTIしかやっていない。
貴金属はCPI後は売られたが、買い戻されてプラスで終えている。金先物(+0.61%)銀先物(+0.63%)金先物が1870ドルを日足で超えてくるなら買いを検討するが、トレンドは下で今後のドルの動きが読み切れないので静観だ。
為替は引き続きドルストレートに注目したい。ポンドドルは利上げ後に下げてから上値が非常に重くなっている。かなり売り圧力が強い。ユーロドルも1.05ドルを割り込んでくるかに注目だ。ドル円は金利差でどうしても下げにくい。ドル買いが継続するならドル買いで乗りたい。米金利は3%で頭打ちしているので、少し動きが読みにくい。今日までは様子をして市場がどう判断するか見たい。大きく戻したり押したりしたら、とりあえず買いや売りを入れる。(ドル買い方向で)
1.055ドルで売っていたユーロドルはCPI前にポジションを落としたのでほぼトントン(微益)で終えた。
【雑談】
株式相場は風前の灯火ですね。CPIが予想より上回ってしまいました。とはいえピークが見えてきました。あとはどこまで長引くのか、どこで反転して抑制されていくのかです。考えなしのドル買い相場もいつかは終わってしまいます。まだまだドルは買いだと思っていますが、いずれBOEやECBもさらに利上げをしてきます。一方FRBはほぼ織り込み済み。どこかのタイミングで欧州の利上げを織り込みに行って反転相場が来そうです。まだ先ですが、心の準備はしておきたいですね。
公開口座で持っているポジションはドル円のロングのみです。あまり積極的に取引をしていくような相場ではないので、安全第一で臨みます。