【本を"読む" 第4回 実力も運のうち 能力主義は正義か?】 〜映画”JOKER”と分断~ みなさん、映画のJOKER(2019年公開)って見たことがありますか?私は知人からの勧めで最近観ました。今はamazon primeやNetflixでも観ることができます。 この記事は、少しJOKERのネタバレも含まれますので、もし先に観たいという方は、観た後で読んでいただければと思います。 以下ネタバレあり。 映画JOKERは、アメコミヒーローものとは異なるテイストです。ヒーローがドンパチ活躍することを想像したり、あるいはJOKERが”天才的な悪人”として華々しいデビューを果たすことを期待して観に行くと、恐らくは面白みのない映画になるかなと思います。 色んな見方がある映画かもしれませんが、私はこの映画のテーマの一つは”分断”なのだと考えます。"分断"とは、単純に言えばエリート層と社会的弱者との間の分断です。愛される人と愛されない人の分断ともみることができます。 そしてこれは、”実力も運の内 能力主義は正義か?”ともかなり関わってくると思い、今回絡めてご紹介をしています。 JOKERは特に第三者的に見ると、よくある悪役のような、行き過ぎた正義感があるわけではなく、かなり平凡な人です。残念ながら幼いころに受けた親からの虐待等により、脳に障害が残っている(+精神的な面でも)という点はあります。かといって、暴力性があるわけでも、日頃から悪巧みを考えているということもありません。 そ