【最近の救急外来、熱中症の影に】
おはようございます☺️
先ほど佐世保に台風が上陸したというニュースが流れました。該当地域の方は情報収集とともに、安全を第一におねがいします。
さて、今日は最近の救急外来の話を少ししようと思います。
最近、かなり熱中症の方が増えています。
今回は熱中症の方の話を、自分の体験談を中心に話をしていきたいと思います。最後まで読んでいただけるとうれしいです😆
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私がみる熱中症で一番多いパターンは、ご高齢の方で、エアコンなどを全くせずに1-2日過ごして体が辛くなってこられるというパターンです。最近救急車で来られる方の大半がこのような感じです。
そもそもエアコンをつける習慣がなかったり、エアコンの風が不快に感じてつけたくないなどいろんな理由があると思います。
ちなみに私も子供の頃エアコンが苦手でした。エアコンをつけるくらいなら暑い部屋で過ごしたほうがいいくらいに思っていました。
そして毎年のように夏には体調を崩していました💦
今からその時の症状を振り返ると熱中症だったのだと思います。
適切な環境管理がとても大切だと改めて感じます。
さて、医師は患者さんからの話を聞いて、場合によっては何らかの検査をして熱中症と診断します。
熱中症はその方の過ごした環境、つまりエアコンをつけていたかどうか、救急隊がついたときに部屋の温度はどうだったかなどを確認することが大切です。
しかし、同じ環境でも熱中症になる人がいればならない人がいることでもわかるように、その方の体調というのもとても大切な要素です。
水分を取れていたかどうか、というのは一番大切ですが、ここ最近の体調がどうだったかというのも重要です。
実は寝不足だったとか、ご飯が十分食べれていなかったとか、なんとなく体調が悪かったなど。
病院で熱中症と診断した際には、体をクーラーやアイスノンなどで冷やしつつ、横になって休んでいただきます。
脱水もあり、ご自身では十分水分を取ることが難しい方などには点滴をします。
そして熱中症と一言でいっても重症そうな方では点滴を取る際に血液検査も行うことがあります。
これは脱水の程度をみるという目的もありますが、実は熱中症になる前に何らかの感染症などの体調が悪くなる原因が隠れている場合があるからです。
尿路感染症(膀胱や腎臓などの感染症)や肺炎などが実はあったということです。これは決して多い話ではないですが、見逃すと大変な病気ですので、慎重に患者さんを診察している必要があります。
ご自身の今の症状を自分の言葉で表すことができる方は早めに気がつくことができますが、それが難しいご高齢の方でこういったケースはちょくちょくみることがあります。
熱中症で最も大事なのは予防ではありますが、特にご高齢の方で体調がおかしいと側から見て気づかれた場合には医療機関への受診を検討ください。涼しい部屋で水分をとって休んでいたらよくなった、ということももちろんあると思いますが、ご家族からみて変だなと思った場合にはあまり遠慮なく受診されるのがよいと思います。
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ということで最近の救急外来、熱中症の話をさせていただきました😊
いかがだったでしょうか。
熱中症は予防が一番大切!ですが、なってしまった場合、特にご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は特に早めの病院受診をご検討ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます♪
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