補足⑨神戸電鉄と北神急行、新神戸ハプニング
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神戸電鉄有馬線。ひらがなで書くと、こうべでんてつ ありません…いや、ありますよ(しょーもな!😱
有馬温泉の町を少しぐるっと見て回った後、神戸電鉄の有馬温泉駅へ。途中で高速バスターミナルも見かけた。京都・大阪・神戸三宮駅方面からも直行バスが出ていてるようで、場所によっては電車で行くよりもアクセスは良好のようです。
神戸電鉄も有馬温泉駅がありますが、1駅だけの支線で基本的にはピストン輸送、特に直通列車の設定もありません。更に、新幹線新神戸駅、主要ターミナルである三宮・三ノ宮駅方面へは、途中の谷上駅で神戸市営地下鉄に乗りかえた方が早くつきます。乗換がしやすいよう、対面乗換ができる構造となっています。
面白いのが神戸電鉄側は複線でホームが3つもあるのに、日中の列車は基本的に上りも下りも3番線を交互に使用して、わざわざ単線のようにして発着しています。地下鉄との乗継を優先した結果ではあるのですが、知らない人からするとうっかり反対の電車に乗りかねないので、ちょっと注意が必要です。
谷上駅~新神戸間の北神線は、元々北神急行電鉄という阪急系列の1区間だけの私鉄でした。1区間と言っても7.5kmもあるので、結構な距離です。北神線は新神戸駅と谷上駅との間がほぼ全区間トンネルとなっており、33.3‰という、鉄道としては結構な急坂が延々と続くド極端な路線となっています。上りなら加速しっぱなし、下りならブレーキかけっぱなしで、名実ともに登山鉄道と言っていいでしょう。
在来線や私鉄のターミナルは三宮・三ノ宮であり、神戸市の方々が有馬温泉へ行く場合、三宮から乗ることが多いことでしょう。しかしこれまで新神戸までは神戸市営地下鉄、谷上まで北神急行、その先神戸電鉄と、短い区間で3社跨ぎとなってしまうため、料金がかなり割高であるというデメリットがありました。
考え方によっては「急行料金」のような物とも捉えられるわけですが、しばしば不満の種となっていたようです。
2020年、1駅だけの私鉄・北神急行が神戸市営地下鉄に譲渡され、谷上までが1社となりました。これにより、三宮~谷上間は550円→280円と、ほぼ半額の値段となりました。結構大きな変化ですね。
さて、北神線の話が長くなって神戸電鉄にほとんど触れなかったですが、坂道としては神戸電鉄の方が全体的に強烈です。最大勾配は50‰と北神線よりもキツく、それでいて路線の全体の8割以上が勾配という、ほとんど平らな所が無いような私鉄なのです。日本一の勾配でこそないものの、全体で見れば他に類を見ないような坂道電車であると言えるでしょう。というか、50‰を特別な装備なしで走る電車なんて、日本ではそうそう簡単に見つけられませんよ!
神戸電鉄には「しんちゃん」と「てつくん」というマスコットキャラがいて、運転席にぬいぐるみの乗ったラッピング電車も運行されています。最近は相鉄のそうにゃんが新車の搬入輸送(甲種輸送)の時にぬいぐるみが乗っているのが定番になってきましたが、その走りかもしれませんね。
あと、驚いたのが4両編成なのに女性専用車両があったこと。しかも終日!!
関西だと終日女性専用の車両をよく見かけた気がします、関東はまだ無かったはず。
この後、新神戸で下車しようとしたどんこめは、時間があれば近くのロープウェイにも乗ってみようと考えたのですが、切符を無くしかけて30分ぐらいロスするというミスをやらかしています。(リュックの奥底にしまったのを、車内で寝て忘れていた)
結構今回の旅行で各地でやらかしていますね、どんこめ。🧐
https://www.youtube.com/watch?v=29jv3x89OOo