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第3四半期決算 ファナック TOPIX CORE30④
 ファナックが1/27に第3四半期決算を発表しました。また、4/1に株式分割を実施すると発表しました。(1→5株)
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どんこめ🚃<Avenger
2023年01月28日
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第3四半期決算 ファナック TOPIX CORE30④  ファナックが1/27に第3四半期決算を発表しました。また、4/1に株式分割を実施すると発表しました。(1→5株) 前年同期比 前年比 増収増益、EPS増。売上 +17.7%、営業利益 +5.2%、経常利益 +10.1%純利益 +9.3%、 EPSは678.76円・+59.44円でした。  配当の修正なし、年間配当は未定。2Q時点では前年を上回る。 通期業績予想は全体的に上方修正しました。売上高は+255億円(+9.9→+13.4%)営業利益は+27億円(▲0.8→ +0.6%)経常利益は+61億円(+1.7→+4.5%)純利益は+45億円、(+2.7→+5.6%)EPSは+24.49円(833.57→858.06円)にそれぞれ上方修正しました。  現時点の営業利益率は23.1%です。(日本基準) セグメント別の状況 主要4セグメントのうち、3つで増収でした。減収となったのはFA事業(工場の自動化機器など)で、2四半期連続の減少です。なお受注高は2セグメントで微増、2セグメントで減少。特にやはりFA事業は前期比▲28.3%と大きく減少しています。  地域別売上高は、主要5地域中4地域で増収。中国以外のアジアでのみ減少していました。売上高は多い順に、 中国28.5%>米州24.1%>欧州17.5%>国内14.7%>アジア14.1%   このうち、 中国での売上高比率が高いのはロボマシン事業で、対中国の売上高の48%でした。欧州も同様で、欧州売上高の同じく48%でした。 米州での売上高比率が高いのはロボット事業で、対米州の売上高の69%でした。 日本国内はFA事業で、国内売上高の66%でした。  地域ごとに売上高トップの商品が異なるのが特徴です。 やや中国依存が見られます。  なお、受注高については前四半期期比で欧州のみ増加で、それ以外の地域は1割以上減少しています。特に減少したのは国内で、▲32.2%でした。 財務等 流動資産>流動負債、差額は約8100億円。かなり余裕があります。 期末の想定為替レートは 1米ドル=125円 1ユーロ=135円  現在の価格と比較すると、やや円高進行を予想しているようです。 コメント  増収増益ですが、受注高が全体的に減少していることが気になります。業績予想も上方修正していますが、やや控えめです。  決算資料によると、太陽光発電の導入を積極導入を実施しているようです。ただ、最近の雪害で太陽光発電はかなり被害を受けたという報道もあるので、そのような影響を受けていないかが気になります。  4月からは株式分割により、NISA枠でも買いやすくなることでしょう。