贈与してもらえる財産がある場合はまだいいほうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4187b0a0b96ab767234af843c0c5f18b93882800
今秋、わが社の男性スタッフJ君が結婚をします。
結婚の際に、男性は住居を、女性は電化製品や家財一式を用意するのが韓国での一般的なしきたりとなっていて、J君はもう何か月も前から住居をどうしたらいいか悩んでいました。
結局、J君が契約した住居は。。。
ソウル市内の間取り2LDKの賃貸アパート
(アパートは日本のマンションにあたります)
保証金(チョンセ金)3億ウォン:約3200万円
そして、この保証金のうち1600万円を銀行で融資をうけたので
住宅担保融資の利息を毎月30万ウォン32000円を銀行に支払います。
3200万円は家の購入価格ではありません。
賃貸の保証金です。
韓国のチョンセという賃貸制度では、このチョンセ(保証金)が家を買うぐらいに高額なのです。
チョンセは、毎月の家賃の代わりに「保証金」としてまとまったお金を預ける賃貸制度です。
大家さんはその資金を運用することで利益を上げます。
借り主は毎月の家賃がいらない上に、引っ越しする際には預けた保証金が全額戻ってくるというメリットがあります。
毎月家賃を払う賃貸契約もありますが、韓国では家賃を払うのはもったいないとチョンセ契約を好む傾向があります。
ちなみに私は家賃派で、家賃を毎月払っていますが、この場合でも保証金は数百万円預けています。
J君は、このチョンセ金3200万円を用意するために、銀行で融資を受け、会社で積み立てている企業退職年金を全額出金して全財産を住居資金に使いました。
それでも足りない部分は米国にいるご両親に負担してもらったそうです。
賃貸住宅担保の融資は、とりあえず毎月利子だけ支払えばいいので家賃を払うより月の支出が少ないのですが、最終的に元金を返せず保証金を取り戻せないケースも多いのです。
しっかりもののJ君は、計画的な元金繰り上げ返済をするそうですが、J君の友人たちはほとんど毎月利子の支払いで精いっぱいだそうです。
韓国の不動産政策が問題なのか。
チョンセというシステムが問題なのか。
家を用意できないと結婚ができないという社会の雰囲気が問題なのか。
新居が決まる前にストレスいっぱいだったJ君。
無理しないでできる範囲で新婚生活をスタートするのはどう?
とJ君に聞いてみたけれど、
韓国ではそうしたくてもできないのだと。
新居も決まり 契約を済ませたJ君はようやくホッとしたようです。
結婚に退職金も全額投入してしまい社長としては色々と心配になりますが、その分 お給料を上げてあげられるよう頑張ねばと身が引き締まる思いです。
以上 韓国の若者たちの厳しい現実のご報告でした。
*J君には掲載許可をもらっています😆