2026/4/19(日)
「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」は、負け惜しみが強いことや、道理に合わないこじつけを言うことを意味する四字熟語です。中国の故事に基づき、間違いを指摘されても強情に言い訳をする頑固な様子を表します。夏目漱石のペンネームの由来としても知られます。 「自分は理屈っぽく、負けず嫌いなところがある」という自覚を込めて雅号(がこう:文人•画家•書家などが、本名以外につける風雅な名)にした、と一般的に理解。
夏目漱石の少し自嘲を含んだユーモア。
意味と語源
意味: 負け惜しみが強い、強情である、強引に道理を通そうとする。
由来(故事): 中国の孫楚(そんそ)が隠居したいと話す際に「石に枕し流れに漱(くちすす)ぐ(枕石漱流)」と言うべきを「石に漱ぎ流れに枕す」と言い間違えた際、指摘されても「石で歯を磨き、流れを枕に耳を洗うためだ」と強引に言い張ったという『世説新語』の故事。
使用例・例文
「何度説明しても言い訳ばかりする彼は、まさに漱石枕流だ。」
「負けを認めず、強引な理屈を並べる漱石枕流な態度は感心できない。」
「自分の意見が正しいとあくまで言い張るのは漱石枕流の類である。」