一休み
昔のMacはIntelではなく、PowerPCという結構どんくさいCPUだった
Motorola(現Lenovo子会社)とIBMと協業して作ったオリジナルのCPUである
一方、Windows,PC UNIXで使われているいわゆる、x86系のCPUは
記事にも書いてある通り、Intelと日本のビジコンが共同開発したIntel4004というのが最初である
やがてはMS-DOS、Windows95が発売され、安くて性能の良いGUI機が登場し
旧MacはiMacなどのブラウン管一体型のデザインに特化したハードを出すが
鳴かず飛ばずで、元々ビジネスOSだったWin2000とコンシューマOSのWin98が合体した
WindowsXPが登場し、その後も、intelCPUのGhz化などもあり、大きく時代の潮流から引き離されていった
うまくいき始めたのはiPhone3Gが登場し
MacOSがUNIXベースになり、IntelCPUが搭載されてからである
特にうまくいった理由というのは色々あり、以下であると思われる
1)iPhoneの台頭
説明の必要なし
今までのコンピュータで持ち歩けるのはPalmかノートパソコンかゲームボーイくらいだったが
手のひらサイズですでに20年前のパソコンの何倍もの性能を持つ機械があるというのは
もう今では誰も驚かない
2)非常にシンプルなGUI
Windowsは使い慣れた技術者にとっては非常に便利なOSでカスタマイズ性に優れるが
設定が複数個所存在し、アプリも純正の物で非常に便利なアプリは存在しなかった(現在はそうでもないが)
MacOSは便利なアプリが最初から存在している(safari,itunes,pages,numbers,garagebandなどなど)
3)MacOS/WindowsOSを両方使えた
現在はM1というARMベースの自社開発SoCを搭載していて、Windowsは載せられなくなってしまったが
IntelCPUを載せていたころはBootcampというアプリでWindowsをDualBootでインストールが可能だった
このおかげで、WINのアプリもMacのアプリも使えるし、開発ができる、という環境が揃った
4)プログラミング開発の主戦場がローカルからWEBベースに
昔はアプリケーションを開発すると言ったら、ローカルで使う一太郎とか、Beckyのような
インストールして使うアプリケーションが多かったが
今や、サーバ単体が複数のPCを束ねるほどのスペックに達し
ストレージさえ、ローカルに持つ必要がなく、インターネット上にクラウドという形でサービスを提供できる
このため、WindowsというOSに縛られることなく、ブラウザを使うことが可能であれば
アプリケーションが利用できるようになった
さらにサーバ側のOSはGUIが使える必要はないし、GUIに割くリソースをアプリケーションに割り当てたいため
CUIベースで動くものがほとんどである(UNIX,PC UNIX)
そして、これらのOSで動くプログラムはオープンソースで開発されたものがほとんどである
iPhone,iPadで稼いだ金をMacにも惜しみなく設備投資に使い
今Appleはプラットフォームを統合しようとしている
iOS,MacOSの成熟はこの後控えている、Apple GlassやApple Carへ転用されると思われ
今までの最終形態であるこれらを使って、画面を触るだけで運転できるような車がもしかしたらできるかもしれないね
https://maonline.jp/articles/whats_apple_powerpc_origin_of_m1201124
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