☆米国株☆
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の見通し
ベライゾンが7月に発表した第2四半期(4-6月期)決算は以下の通りでした。
・EPS:予想1.17ドルに対して、結果1.21ドルでした。
・売上高:予想333.5億ドルに対して、結果326億ドルでした。(Miss)
・売上高成長率:前年同期比-3.5%でした。
・ガイダンス:23年通期のEPS見通しは予想4.67ドルに対して、新ガイダンス4.55~4.85ドル(中値4.7ドル)でした。
ベライゾンの売上高と営業利益の成長率を眺めると、売上高は2四半期連続でマイナスだったほか、営業利益に至っては5四半期連続でマイナスでした。
これは、AT&T(T)やTモバイルUS(TMUS)がスマホの無償提供やネットワークの改善を背景に、ベライゾンから市場シェアを奪っているためです。
ベライゾンの株価は一時31.25ドルと、20年の高値53.47ドルから41.6%値下がりし、200カ月移動平均線に到達する場面がありました。
株価は金融危機やドットコムバブル崩壊時に匹敵する下げ幅を記録しているほか、当時は200カ月移動平均線がサポートラインになりましたから、今回もサポートラインとなることが期待されます。
予想配当利回りが7.7%であることを考えると、やや減配のリスクが高と言えます。ただし、PER6.8倍、PBR1.5倍とバリュエーションは割安で、投資妙味があると思います。